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Jul 29, 2006

モンサンミッシェルの僧院は面白い (Day11 Paris -> Mont Saint Michel - 2006/7/19)

Day11 Paris -> Mont Saint Michel - 2006/7/19


モンサンミッシェル。よく聞く名前だが、それが僧院なのか監獄なのか城なのかすら僕は知らなかった。
今日はパリからそんな謎の建築モンサンミッシェルを目指す。


まずTGVでレンヌに行き、そこからモンサンミッシェル直行バスに乗る。片道4時間半の距離である。
これを一日で往復するバスツアーもあるようだが、一泊するつもりで朝9:00にパリを発った。


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ごった返す乗客。朝のラッシュアワーか。


レンヌ駅ではバスの乗り場がわからず、右往左往していると"Tourist AID"の腕章を巻いたおじさんが
「モンサンミッシェルにいきたいならこっちです」と英語で案内してくれた。フランス人に親切にされた、しかも英語で話しかけられた。
奇跡である。と思ったらこの旅で初めて本格的な雨が降ってきた。う~む。
モンサンミッシェルへのバスは同じガイドブック『地球の歩き方』を持っている人多数。韓国人も多い。荷物の量からして皆日帰りするようだ。
久々に日本語聞いてちょっと緊張する。


モンサンミッシェル近辺で泊まる場合、選択肢は2つ。島の中か?外か?である。
我々は外観を見たいので島の外の一番モンサンミッシェルに近いホテルにチェックインする。
荷物だけおいてさっそくモンサンミッシェルへの2kmの道のりを歩く。


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馬の糞に注意


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15分ほどで到着。反対側には一般の駐車場があってそこにはキャンピングカーがたくさん止まっていた。


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ヨーロッパの犬は威勢がいい、というか東京の犬はいつも飼い主の腕の中でグッタリしてないか?


歩くこと15分ほどで島に到着。さっそく島の中を徘徊する。お土産屋では光るオモチャや、おもちゃの剣、
時代遅れの置物などがおいてある。土産物屋にもレベルがある。
京都の新京極にあたりの修学旅行生相手の土産物屋はやはり頭の悪い品揃えをしている。
モンサンミッシェルの土産物屋はそれと肩を並べるくらいアホっぽい。若干不安になる。


僧院は入場にお金がかかる。入場料を払い、ガイドツアーは時間があわないようなので、オーディオガイドを借りる。


冒頭の「僧院なのか監獄なのか城なのか?」という話だが、大天使ミカエルのお告げを受けて建てられた僧院だった。
それが地理的な要素から、イギリスとの戦争時には要塞として機能し、その後のフランス革命の時代には監獄として使われたようだ。
つまり監獄であり、城でもあったが、現在はまぎれもない僧院である。
中の礼拝堂では24時間365日必ず誰かが祈り続けているスペースがある。


外観の写真からも分かるかもしれないが、中は増築・改築の繰り返しで迷路のようになっている。
過去に何に使用されていたのか分かっていない部屋もあり、この僧院が潜り抜けてきた歴史の紆余曲折を感じさせる。


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建築時に資材を引き上げた昇降機。


土産物屋で不安になったものの、モンサンミッシェルは僧院の中が面白かった。
長い年月に色々な人の思いを受けることで建築は魂を吹き込まれるのだろう。モンサンミッシェルにはそういう魂を感じる。
第3次世界大戦が勃発し、近隣の人が窮地に陥ったそのとき、僧院がモンサンミシェルロボットに変形、
フランスの窮地を救ったとしても僕は驚かない。(ウソ)


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ホテルからはこんな感じでモンサンミッシェルが見える。


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ディナー後は夜景撮影にチャレンジ。三脚が無いので手で固定。

 


この日、久々にバスタブでお湯につかる。気持ちよかった。
妻は朝焼けに染まるモンサンミッシェルを見るつもりらしいが、それには付き合えないと思いつつ寝る。