"http://www.itu.int/home/index.html">ITUによればスパムによる損失は全世界で年間250億ドル
(!)。この本ではそんなスパムビジネスの裏側を、才能あるチェス少年がスパマーに身をやつしていく過程を通して紹介してくれる。
"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487311229X/bluepill-22/ref=nosim/"
target="_blank">スパマーを追いかけろ―スパムメールビジネスの裏側
ブライアン マクウィリアムス Brian McWilliams 夏目 大
"http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487311229X/bluepill-22/ref=nosim/"
target="_blank">src=
"http://images.amazon.com/images/P/487311229X.01._SCMZZZZZZZ_.jpg" />
「アンチスパムビジネス」という単語に興味を持って手にとってはみましたが、
分かったことと言えば、スパムの世界は純粋なイタチゴッコで、技術的・ビジネス的なチャレンジはないという事です。
傍目から見てもつまらなそうな世界です。
本書はスパマーVSアンチスパマーという対立構図が元になっていますが、
本書に登場するアンチスパマーというのはアンチスパムサイトの運営者あるいはアンチスパムのネットニュース常連です。
スパム対策の実動部隊(=本当のアンチスパマー)は今も昔もISPな訳で、本書にISP関係者の証言が一切ないのは片手落ちだと感じました。
スパマーの実態については事細かに記述があるので、「スパマー」そのものに興味がある方には絶好の書だと思います。
日本のISPや携帯キャリアの人がアンチスパムについて本を書いてくれることを切に希望。
==メモ==
・Spamhouse.orgはMimail.E, Mimail.F,
SoBigによるDoSで苦しめられた。
・"http://www.spam-site.com/pink-contract.shtml">"1">Pink Contract"1">といってISPが超過料金をとることでスパマーにメールの大量送信を許す契約をしていたというのは驚き。
・"http://e-words.jp/w/CAN-SPAME6B395.html">"1">CAN-SPAM法は、
事前に許諾を得た相手にのみ広告メールの送信が許される「"http://e-words.jp/w/E382AAE38397E38388E382A4E383B3.html">オプトイン」
方式をとらなかった事でアメリカの一部の州でのスパム対策は逆に難しくした。