休日出勤の道すがら、神田古本祭にいってみた。最近読んだ読書の腕前という本に神田の古本祭でお宝をゲットするという話が載っていて、興味をそそられたからだ。
行ってみるといつも人通りの少ない、神保町すずらん通りに各出版社や書店がワゴンで出店している。
小一時間歩いて買ったのは以下のとおり。
歴史図書総目録 2007
400円 → 無料で配っていた
歴史図書好きの母親に送る予定
よく飛ぶ紙飛行機④
693円 → 100円
適度な厚みの厚紙に部品が印刷されており、これを切り抜くと手軽に高性能な紙飛行機が作れるらしい。こういうの好きな同僚、友達のためにとりあえず2冊ゲット。
新京市街地図
2300円 → 1000円
祖国とは国語の満州再訪記で藤原正彦と藤原ていが旧新京市街の地図を見るという場面が登場したが、それがこの地図かもと思って購入。地図をみると新京が近代的な都市計画に基づいて開発されたことがよくわかる。バスケットコートやサッカー場、野球場に混じってホッケー場というのがあるけど、当時ホッケーやってる人なんていたのかなぁ? 昔の地図は面白い。
どうぶつにふくをきせてはいけません
1263円 → 500円
タイトルと表紙が秀逸。「まったくだ!」とうなずきつつ購入。
天皇陵とは何か
1995円 → 300円
畿内の巨大古墳は、本当に古代の天皇の陵墓なのか? 幕末の混乱期に政治的背景のもとで治定された古代の天皇陵に疑問を抱く著者が、天皇陵成立のプロセスと、天皇陵の政治的背景を明らかにする。(Amazonから引用)らしい。面白そう。
新明解国語辞典
3045円 → 1500円
# 第六版の特装版。図書館で借りるわけにいかないものの1つである辞書。良い機会だから購入。
一人二役
1365円 → 定価で購入
河本のサイン入り。麒麟の田村のサイン本は数時間で無くなってしまったらしい。とっても残念。お笑い芸人の本は割と好き。 ほかに品川や千原兄弟、板尾のサイン本が売ってた
コジマの日記
7140円 → 2100円
ワーグナーの妻コジマの日記。「おっぱっぴーの本w?」といいながら大学生風がにやつきながらパラパラしてた。どけっ!お子様には100年はえーんだよ。と思いつつゲット。パラパラと読んでみたが恐ろしい量の脚注が付いてる。 かなり読み応え有りそう。
総額7000円程度でこれだけ楽しめるのなら悪くないんじゃないだろうか。
ただ最近はAmazonで中古の本を取引できるので、古本祭の価格でも特に安いとは感じないだろう。この祭りの醍醐味はマニアック過ぎないマニ向け商品が多数並んでいるところだと思う。
北朝鮮関連の商品を扱っている商社のワゴンでは平壌の観光名所を紹介する日本語ガイドブックや朝鮮語の絵本が売られている脇に、金日成の顔が描かれたお札セットが5000円で並んでいた。ネタ的においしい商品だがさすがに5000円は高いということであきらめた。貨幣法って外国の貨幣の売買は禁じてないんだっけ?
神田古本祭、祭りにしてはあまりに地味過ぎるが面白い空間だった。また来年来よう。