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Jun 7, 2016

5月の光景


僕が普段使っている腕時計は、使っていないと2日位で時を刻む事を放棄する。
今月は海外に出張したが、腕時計は家に置いていった。
2週間の出張から戻って、きっちり2週間分遅れた時計の針をもとに戻すには竜頭を根気よく回さないといけない。
竜頭を回しつつ、家族に自分が不在であったときの出来事を聞く。
大した事件はなくとも、色々とつもる話はあるものである。時計の針がもとに戻っても、話は尽きなかった。

アナログな腕時計の良さを再確認した。


5月3日 月1の電話会議で検討しきれなかった議題を話すための深夜の電話会議。課題はあるが前進している手応えがあるので嬉しい。ゴールデンウィークは電話会議と、決断を迫られらるメールが多くてなかなか気が抜けなかった。 
5月4日 午後集中して研究。
5月5日 ステーキ系の肉が食べたいと妻が言いだし、ファミレスで外食。久しぶりだがうまかった。
5月6日 久しぶりに気の置けない友人と二人だけで飲みに行く。地タコ浜蒸しうまい。リフレッシュ。三田にはまだまだいい店ありそう。
5月8日 ホームセンターに苗や種を買いに行く。ついでに肥料。夜寝ようと思ったところにY先生が病院に担ぎ込まれたという連絡。あわただしくなる。
5月9日 昼過ぎにY先生永眠との連絡。しばしボーっとする。深夜まで色々とメール処理。この日から数日ありえない量のメールを裁く。
5月11日 朝、家族のパスポート発行の手続きをするため役所へ。午後奈良へ。夕方にお通夜。奈良は雨だった。ほぼ一番乗りであった。人気のない斎場で顔を見てお礼を言えたのはなにより。奈良近郊のホテル泊。
この日の夜自分が企画していた集いがあったがあえなく不参加。
5月12日 奈良から出社。この日の奈良は雲一つない快晴。その青い空の下にはもうY先生がどこにもいないと思うと急に泣けてくる。午後会社で仕事。
5月13日 韓国で主催する国際会議には各国から参加者が予定されているが、中国とアフリカからの参加者に対して韓国政府がなかなかビザを発行してくれない。韓国の関係者に色々とお願いする。お願いぐらいしかできないねぇ。
5月14日 大学院セミナーがあるが欠席。家で留守番をする。夜たまたまテレビで「サイバー戦争の世紀」ってのをやってた。
5月17日 朝と夜に電話会議。
5月18日 今季一番大きな仕事の打ち合わせ。あきらかに細部を詰め切れてない。でも発車するしかな
い。見切り発車オーライ。なんとかなるでしょ。
5月19日 霞が関の普段つきあいのない人たちにサイバーセキュリティについて説明する。
5月21日 朝からお出かけ。カフェで朝食の後、新緑の玉川上水を散歩 
5月23日 中国の成都へ。パンダの故郷だそうです。空港からホテルまでで一悶着。違うホテルに連れてかれる。アフリカと思えば容易いものである。
5月24日 中国の国際会議に出席。短いプレゼンテーションをする。休み時間にメールでちょっとこじれていた件の当人と話すことができた。直接話せば向こうの言い分ももっともで、前向きな議論ができた。向き合って話すって大事ね。
5月25日 1日聞き仕事。昼間、割と神経を使う仕事。
夜、知人の中国人が成都名物の火鍋につれていってくれた。鍋には肉だけでなく、麺や餃子、わかめ、イカ、かまぼこまで入れる。辛いけど美味しい。瓶から直接のむビールも趣があっていい。大変気に入った。
5月26日 朝一で講演、今度は長めの講演。僕らが進めているプロジェクトに協力して欲しいという呼びかけ。中国語堪能な日本の若者に全面協力してもらって講演の最初は中国語で自己紹介、果敢につかみの笑いをとりにいく。「うける」というよりはみんなたどたどしい日本語をニヤニヤして聞いてくれていた。午後タイへ移動。タイ暑い。
5月27日 タイでお仕事。だんだんバンコクの鉄道システムになれてきた。アソークの繁華街にいい感じのバーを見つけた。
5月29日 夜空港で同僚と合流、アフリカのボツワナに向けて出発。
5月30日 15時頃ボツワナの首都ハボローネに到着。治安はとてもよい。17時ごろホテル会議室で各国から集った同僚と合流する。直前にいろいろなトラブルがあったようで、本来2人で回すはずの教室に講師が1人しかいない。さっそくお手伝いに回る。時差調整には仕事するのが一番か?ホテルのご飯はかなり美味しい。 
 
5月31日 予定では聞き仕事の日だったのだが、やはり想定外のトラブルばかりで講師の一人として自分で言うのもなんだが活躍する。初アフリカの同僚はおもったよりも環境の変化に面食らっていないようで頼もしい。自宅に絵葉書を送る。届くのかな?