画像はEbayで売られている"クリプテックス"の実物。
Cryptex (TM) Security Box - From "The Da Vinci Code"
北米で昨年一番売れたという"ダ・ヴィンチ・コード”。前評判にたがわない面白さでした。
タイトルとカバーから”モナリザの絵に埋め込まれたダビンチからのコード(暗号)を主人公が追う”のかと
勝手に勘違い笑
実際は。。。
殺されたルーブル美術館館長が残した暗号を一つ一つ解き明かし
綿々と守り隠されてきた「聖杯」を探しだそうとする主人公たちが物語の主軸。
そして物語のもうひとつの軸は「聖杯とは何か?」という謎解き。
物語ではダビンチの名作「最後の晩餐」からその答えを導き出す。
と同時に後世バチカンによって神格化・非人間化されたイエスの人生に隠された刺激的な真実を暴き出す。
面白くて、ためになる、一言で言って「高カロリーな本」。激お勧めです。
下巻の巻頭に「最後の晩餐」のカラーコピーがあるんですが、本を読みながら改めて
絵をみると・・・背筋に衝撃が走りました。
目からうろこです。ホントです。
一歩間違えれば教会が激怒しそうな内容ですが、本の端々に著者ダン・ブラウンの
教会に対する気遣い(笑)が見てとれ、著者の「大人さ」というか「オカルト雑誌に寄稿してる
フリーライターとは違うんだよ、俺はメインストリームなのさ、そつがないのさ」感が滲み出ています。
上の写真は物語に登場する"クリプテックス(Cryptex)"。設計したのはなんとダビンチだそうです。
聖杯に関する手がかりが入っていて主人公たちが開けるのに苦労するシロモノです。
やっぱり広い世界にはいるんですね、自分で作っちゃうマニアが。。。
作品自体に負けず劣らず、良い出来だと思いませんか?
ダ・ヴィンチ・コード (上) ダン・ブラウン , 越前 敏弥 発売日 2004/05/31 売り上げランキング 58 Amazonで詳しく見る |