Jun 6, 2004
gree.jpのバグ!?
最近遊ばせてもらっているGreeのサイトに面白い点を発見。
トップページ→"検索"とクリックするとGree参加者を名前で検索できる機能があるんだけど、
そこで"北野"と検索すると"浜野"も検索に引っかかる。反対に"浜野"で検索すると"北野"も引っかかる。
Greeに報告しないと! 鬼の首を取ったように、声高に!
と思ったんだけど、ちょっと待てよと・・・
北と浜は認識されないのは確かなんだけど、これはバグじゃないんじゃないのか?と・・・
以下の文章は推測40%、憶測50%、男のカン10%で構成されています。
だって北と浜がごっちゃになるなんて普通あり得ないでしょ。
貪と貧の区別が時々ほのかにわからなくなる俺でも北と浜は見分けられます。ええ。
つまりこれはGreeのWebアプリケーションにそういう細工がされているのです。
なぜか?
漢字コードの仕組みはかなり複雑でいけてないんですが、それでも日本の常用漢字を使いたいだけなら
シンプルにコードがかけます。
問題は中国の漢字、台湾の漢字と日本の漢字が混在する場合に起きます。
文字コードがかぶっちゃうんですね。
だから
・検索欄で入力された文字を文字コードに変換
・できた文字コードに対応する文字を日本・台湾・中国(?)の文字コード表の中で検索
・その漢字でデータベース検索
・結果表示
とそんな処理を間に噛ませてるのではないでしょうか?
試したところ「北⇔浜」のほかに「楊⇔野」も同様に区別がされていません。
一番重要なのはこんな面倒な事をGreeがなんでしているか?という点なんですが・・・
「Greeが中国や台湾の人もユーザとして取り込んで、アジアのSNS覇者になろうとしてる野望王だから」
というのは冗談としても、日本人以外にも快適なサービスを提供できるようにしようという
努力の一環と受け止められます。
後発のGreeがOrkutを抜く手段として、非英語圏(非2byte文字圏)のユーザがきちんと「使える」サービスを
提供するというのはありだと、個人的には思います。
がんばってください。Greeの中の人。
ちなみに文字コードについては以下の本が面白いです。
文字コードの世界
安岡 孝一 (著), 安岡 素子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/450153060X/249-6836757-3422701
ちなみに著者はご夫婦で、孝一氏が計算機畑の方 素子氏が書法研究家。
本書のあとがきに2人の結婚の際、結納の品が字典で、嫁入り道具が中国語(?)辞書セットだったとか
結婚後も辞書が増えまくりとか、常人とは明らかに乖離した世界が紹介されています。
給料ウンヶ月分のダイヤモンドとかいってるそこのあなた、安岡夫妻を見習いましょう。
文字コードの世界ではキュリー夫妻より安岡夫妻! と囁かれているかは知りませんが、
きっとお幸せな家庭に違いないです。