Macは買わないと断言していたのに、結局MacBookを買ってしまったことに関する言い訳のエントリーです。
あらすじ
今から半年前、僕は度重なるMacが欲しい衝動を自制するためにブログに自分にMacが必要ない理由を列挙し、Macは買わないと高らかに宣言しました。事実それから半年、特にMacを欲しいと思うことなく平和な日々を過ごしていたのです。
「MacWorldで新しいMacがでたってさ!」「へー」
「Snow Leopardは発表されなかったらしいよ」「そうなんだー」
会社でそんな話を聞かされていたものの、Linuxサーバでpythonいじったり、ThinkPad x32をSSD化したりとWindowsとLinuxと僕はマニアックながらも幸せな生活を送っていました。
異変
転機は突然訪れました。会社にいる数少ないパソコンオタクでない女性が年末にMacBookをかったという話を聞いたのです。
「どうですかMacBookは?使いやすいですか?」
誰かが彼女に型通りの質問をしました。彼女の答えは誰もが予想しないものでした。
「それがですね!!
こうやると画面がファッ*1って消えて、サッ*2て戻ってくるんです!
下の方のアイコンがボボボボボボボ*3って動くんです!」
一同呆気にとられました。
彼女は見事なジェスチャー付きで「ファッ」と「ボボボボ」を表現してくれました。それを聞いた瞬間に自分の中で何かが切れました。
彼女がなにを表現していたのかはいまいちわからなかったけれど、とにかくMacの楽しさだけはヒシヒシと伝わってきたのです。そんな楽しそうなもの試してみるしかない!と思ったのです。
ファッとビックカメラへ向かう
「ファッ、サッ、ボボボボ」というフレーズが脳内をめぐる危険な状態でその日の業務をこなし、ファッと退社し、サッと銀行でお金を引き出し、ボボボボと有楽町のビックカメラに向かいました。そして気づいたら家にこのMacBookがあったというわけです。
歴史に"もしも"は存在しません。でも、もし彼女の答えが「マルチタッチのスクロールやスワイプがとっても便利です。」とか「画面がきれいだし、Core 2 Duoは早いです」というエンジニアにありがちなスペック重視で、客観的で、論理的に正しいものだったら僕も、いつもそうしてきたように、「あー、そうらしいですね。」などと軽く話を合わせて会話は終わっていたと思います。全く打算のない小学校2年生ばりのひねりのない感想が逆に心に突き刺さったということです。
その後
というわけで、僕はそれ以来毎日、「ファッ」「サッ」の両機能を颯爽と使いこなしています。このブログもMacで書きました。まだ分からないことが多すぎて、使いやすいとも使いにくいとも便利だとも便利でないともいえません。いずれレビューを書けたらと思います。でも「ファッ」「サッ」のきれいなお化粧の裏では、最初からRubyもPythonもJavaもviもemacs入っているなんてなんか素敵です。
最後になりますが、Macを買わない理由を読んで親身なコメントをいただいた皆様にはこの場を借りてお詫びをいたします。もう「正直すまんかった」としかいえないです。
購入を迷っているそこのあなた!
迷うだけ無駄です。「ファッ、サッ」の自分で経験してみるしか理解のしようがないのですから。というわけで以下のリンクからクリックして購入してもらえると、僕の想定外の出費の穴埋めの足しになりますので、是非(笑