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Nov 6, 2006

『セキュリティはなぜ破られるのか』 by 岡嶋 裕史

岡嶋氏の前著「暗証番号はなぜ4ケタ・・・」は非常に新鮮な本だったので、近作にも一定の期待をしていたのだが、読んでみて想像を上回る良書だと思った。

相変わらず平易な文章で、セキュリティの原則をきわめて鮮やかに解説する。特にセキュリティの原則→運用→技術がそれぞれ幹→枝→葉であるという項はセキュリティ業界で働くものの端くれとして覚えておかなければいけない話だ。

セキュリティを改善するためには技術ではなくセキュリティの原則をより多くの人に分かってもらうことが大切だと思う。そして本書はその原則を説明しているものとしては、今まで私が読んだ本の中で、抜きん出ている。

筆者が読者として想定しているのであろう新入社員研修やセキュリティって何?という一般の方にはもちろん役に立つはずだ。個人的にはセキュリティ業界で働く人にも是非読んでもらいたい。

特に「危ないですよ~、危険ですよ~、セキュリティ大事ですよ~、これ買って対策して下さい」と霊感商法まがいのビジネスをしている人間に物事の出発点と道筋を確認するための手段としてお勧めしたい。

 

セキュリティはなぜ破られるのか セキュリティはなぜ破られるのか
岡嶋 裕史

講談社 2006-07-21
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2 comments:

  1. 今作のつもりが近作になってるorz
    (直す気力なし)

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  2. これも読んだ。セキュリティに触れ始めた頃に読めてれば良かったなと思ったよ。新卒君とかに読んで欲しい内容だな。

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