Pages

Jan 25, 2009

misc(こまごまとしたこと。)


読書記録

いままでずっと書評にはブクログを使ってたんだけど、ブログにするか迷い中。最近読書ペースがめっきり落ちているのは行き帰りの電車でiPhoneいじっているから。2chみるくらいなら本を読むべきだよね。


土地?

田舎に土地を買う話急浮上。10年後自分がどこで何をしているかが全く想像つかないのに。


自転車

新しい空気入れ買う必要あり。ホイールも新調したい。


今年の目標

さりげなーく書いておく。



  1. TOEIC(3月)満点とるまで受ける

  2. 情報処理技術者試験のSCを受ける。とりあえず出願完了。過去問がないからがんばる余地があまりない。

  3. 家計簿つける。もうここ数年ずっと挫折しているこの目標。今年こそ。

  4. まとまった文章を書く。論文も仕上げる。完成して外に出すまで放り出さない。文章を書く=ある事柄について深く考えること、そして自分の意見を表明するということ。

  5. 自転車にのって体動かす。去年は正直さぼりすぎた。今年は自転車通勤復活する。


2番目は実現できるか微妙だけど5つのうち4つはクリアできるようにがんばろう。まずはなにより目標を持って生活していくことが大切だと思う今日この頃である。


結婚式二次会


大学同級の女友達の結婚式二次会にいってきた。


f:id:kkomiyama:20090125180307j:image


同じく参加した面々と「旦那さんはいい人オーラが滲み出てるね」という話で盛り上がる。お幸せに!




その帰りにみんなで軽く飲みに行った。近所のもつ鍋に。一人が自分の近くの駅にすんでてびっくりした。みんなそれぞれ活躍しているのだけど、サブマリン型と成果を表に出したい型がいるのがおもしろい。


f:id:kkomiyama:20090125204123j:image




来月やはり大学の友達が結婚するのだが、出張と思いっきりかぶったらしい。うーむ楽しみにしてたのに。


Jan 23, 2009

弟者のカフェモカ


カフェオレで世間を驚かせた弟者がまたやった。今度は自分なりのカフェモカを作っている現場をおさえた。


f:id:kkomiyama:20081123122421j:image



せっかくコーヒーをいれたのに


我が家ではドリップ式のコーヒーメーカーがあり、手の空いた方が二人分のコーヒーを多めに作っておくことがある。この日は弟者がそのコーヒーをいれていた。*1弟者はコーヒーを半分ほどマグカップに注ぐ。


異変が起きたのはここからである。弟者は台所で砂糖を入れていた。大さじ1杯、2杯、3杯。ずいぶんたくさん砂糖をいれる。


兄者「砂糖の取り過ぎはよくないぞ。」


弟者「平気、これココアだから。」


兄者「そうかココアか。なら大丈夫だな。。。ん、ココア?なんでコーヒーにココア?」


もちろんこんな下手なノリ突っ込みはしていない。ノリ突っ込みはしていないが、驚いたのは事実である。



なぜコーヒーにココアなのか、弟者の主張:


弟者に真意を問いつめる。


兄者「なんでコーヒーにココアいれるんだよ!コーヒーが台無しだろ。」


弟者「いや、、、コヒアにした方がおいしいから、、、」


コヒア?弟者とその友人達(!)はその奇妙なオリジナルドリンクに「コヒア」という名前をつけているらしい。作り方はこうだ。




  1. コーヒーをいれる

  2. カップに3分目くらいコーヒーを注ぐ

  3. ココア(安い調整ココア)をティースプーンで山盛り3杯ほどいれて溶かす

  4. 牛乳を加えてよく混ぜる。お好みで電子レンジで温める



弟者の言い分はこうだ。「われわれは貧乏であるからこそ、工夫して生活のレベルをあげなくてはならない。20世紀の代表的な発明『プリンに醤油をかけるとウニになる』はそのような苦境の中で生まれたのである。コヒアは安いコーヒーと安いココアを混ぜることによって、極上のココアを作るすばらしい発明である。配分をかえることでカフェモカっぽく作ることも、ココアっぽく作ることも自由自在なのだ!」


いや待て、ときに落ち着け弟者。そのコヒアとやらは高くてまずい料理の横綱『生ハムメロン』のように素材の良いところを打ち消し合う最悪な組み合わせではないのか?



仕方ないので飲んでみた。そして結論


食わず嫌いはよろしくないので、弟者に促され出来立てのコヒアを一口試してみた。味はコーヒーよりココアに近い。コーヒーの苦みがココアの味に奥行きを与えている。とびきり美味いわけではないが、格別まずいわけでもない。リアクション芸人泣かせな中途半端さである。


その後数日熟考をかさねた。やはりコヒアはコーヒーとココアに対する侮辱であると結論するに至った。


せっかくコーヒー豆に生まれたのに。焙煎され、挽かれ、曲がりなりにもコーヒーになったのに。さぁ飲んでもらおうと思ったその瞬間にココアにされてしまう、その無念さがお前にわかるのか?コーヒーの気持ちになって考えたことはあるのか?プリンは醤油をかけられ、できそこないのウニとして食べられたいと思ってるのか?


違う。


コーヒーはコーヒーとして、プリンはプリンとして、メロンはメロンとして消費される権利をもっているのだ。それを人間のエゴで勝手にねじ曲げることは許されないのだ。


とりあえず田舎の君のご両親は「弟者は家ではコヒアなどという意味不明の飲み物を飲んで、発明がどうこう言ってる。おそらく変な宗教にハマっている」と報告しておく。



参考: 【奇跡の弟者】 弟者のカフェオレ


過去記事: 【奇跡の弟者】 バックナンバー8件




*1:このときタンクから水がなくなり、「ジュバババババ、ジュロッ、ズロロ」という下品極まりない音がするのが個人的には結構許せない。


Jan 19, 2009

それでもLinkin Parkが好きなんだが、、、


Linkin Parkというロックバンドのライブ動画をYoutubeでみている。お気に入りはBleed It Outという曲。CDもいいけど、ライブではドラムの長いソロが入るのがかっこいい。


が、しかし、ドラマーが自由人すぎてドラムソロの終わりでギターが入るタイミングが揃わないのだ。



イギリスでのライブ



D


ドラムソロ明けは4分過ぎ。まずは上手くいった例をご紹介。きれいに繋がっている!お客もノリ乗り。



アメリカでのライブ(UCLAマーチングバンドとの共演)



D


ドラムソロ明けは同じく4分過ぎ。微妙にギターがおくれる。ベースは2小節遅れてる。一番盛り上がるところでこれはかなり痛い。しかしこれでもズレがすくないほうなんだぜ?



アメリカでのライブ その2



D


ドラムソロ明けはやはり4分過ぎ。ギターのBradがドラムの方を窺いながらタイミングを合わせようとしている様子がヒシヒシと伝わってくる。が、BradもボーカルのChesterもワンテンポ早かった。Chesterのリカバリーというか照れ隠しのアクションが見事。



ブラジルでのライブ



D


ドラムソロ明けは3分半過ぎ。今度はギターが遅かった。とうとう音が出てない空白発生。これはちょっとだめだろうw



この話にはオチがあって、うまくいったかのように見える、一番最初のイギリスでのライブでもやっぱり失敗していて、このDVDを作る段階できれいに編集しているのだ。というわけでLinkin Parkのライブにいって、Bleed it outのドラムソロが聞けて、なおかつソロ明けにギターがきれいに入るのをもし聞けたら帰りは交通事故に遭わないよう注意した方が良さそうだ。


今年は日本くるのかなぁ。。。



おまけ


最近すごいと思ったドラマー



D


ドラムが楽しくてしょうがない感じが伝わってくる。後半はかなり魅せマス。


Jan 18, 2009

ブログ書いた

すいません。諸事情により日記というかブログをここではなくて、Hatenaにのせています。
僕がMacを買った理由
http://d.hatena.ne.jp/kkomiyama/20090116
謎の文字列を変換するpythonスクリプト
http://d.hatena.ne.jp/kkomiyama/20090117/1232135914
RSSリーダーなどでチェックしていただいている方は、http://d.hatena.ne.jp/kkomiyama/rssをチェック対象に入れておいていただけるとよいかと。

Jan 17, 2009

謎の文字列を変換するpythonスクリプト


ちまたで噂のSQLインジェクションで埋め込まれるという謎の文字列。気になってたんだけどXORで解けるというのを発見した方がいて、胸のつかえがとれた気がします。平文←→謎文字列の変換スクリプトを書いたので載せておきます。



#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-
u'''
sqlxor.py
謎文字列解読スクリプト
修正の必要が *もしあれば* http://d.hatena.ne.jp/kkomiyama/20090117に載せるように
します。
解説:
ord(i): 対象文字をascii文字コードに変換
mg[enum%10] : 2番目、12番目、22番目のiにはmgリストの2番目を当てがう
chr ( ord(i) ^ mg[enum%10] ) : 上記2つのXORを取得した後、文字コードを文字に変換
pythonのリスト内包表記(list comprehension)を使って書いてます。シンプルにやるな

--
for enum,i in enumerate(t_plain):
t= chr ( ord(i) ^ mg[enum%10] )
t_crypt.append(t)
--
となります。
'''
import sys
mg=(0,1,2,3,4,4,6,4,1,9)
def crypt(t_plain) :
print "Before: " , t_plain
t_crypt=[ chr(ord(i) ^ mg[enum%10]) for enum,i in enumerate(t_plain)]
print "Result: " , ''.join(t_crypt)
def main() :
if len(sys.argv) == 1:
print "Error. Please specify strings to process."
print "Usage:", sys.argv[0] , " Strings_to_convert"
else:
crypt(sys.argv[1])
if __name__ =='__main__':
main()

使用方法


上のソースをコピって、適当な名前に保存。tekitou.py "<変換したい文字列>”で変換できるはず。平文なら謎文字列に、謎文字列なら平文に変換します。



[MB] sparky[~/bin]: ./sqlxor.py http://blog.sparky.jp
Before: http://blog.sparky.jp
Result: huvs>+)fmfg/qsevm}/cp

Shellにもよるんですが、引数は”(ダブルクォート)、’(シングルクォート)あるいは個別にエスケープする必要があります。多分。


うーん


攻撃者の真の狙いはなんだろね。今のところ韓国と日本が集中的に狙われているみたいだけど。



関連

http://d.hatena.ne.jp/callee/20090116/p1


http://d.hatena.ne.jp/harupu/20090116#p1


http://yamagata.int21h.jp/d/?date=20090116#p01


http://d.hatena.ne.jp/hasegawayosuke/20090116/p1


僕がMacを買った理由


Macは買わないと断言していたのに、結局MacBookを買ってしまったことに関する言い訳のエントリーです。



あらすじ


今から半年前、僕は度重なるMacが欲しい衝動を自制するためにブログに自分にMacが必要ない理由を列挙し、Macは買わないと高らかに宣言しました。事実それから半年、特にMacを欲しいと思うことなく平和な日々を過ごしていたのです。


「MacWorldで新しいMacがでたってさ!」「へー」


「Snow Leopardは発表されなかったらしいよ」「そうなんだー」


会社でそんな話を聞かされていたものの、LinuxサーバでpythonいじったりThinkPad x32をSSD化したりとWindowsとLinuxと僕はマニアックながらも幸せな生活を送っていました。


異変


転機は突然訪れました。会社にいる数少ないパソコンオタクでない女性が年末にMacBookをかったという話を聞いたのです。



「どうですかMacBookは?使いやすいですか?」


誰かが彼女に型通りの質問をしました。彼女の答えは誰もが予想しないものでした。


「それがですね!!


 こうやると画面がファッ*1って消えて、サッ*2て戻ってくるんです!


 下の方のアイコンがボボボボボボボ*3って動くんです!」


一同呆気にとられました。


彼女は見事なジェスチャー付きで「ファッ」と「ボボボボ」を表現してくれました。それを聞いた瞬間に自分の中で何かが切れました。


彼女がなにを表現していたのかはいまいちわからなかったけれど、とにかくMacの楽しさだけはヒシヒシと伝わってきたのです。そんな楽しそうなもの試してみるしかない!と思ったのです。


ファッとビックカメラへ向かう


「ファッ、サッ、ボボボボ」というフレーズが脳内をめぐる危険な状態でその日の業務をこなし、ファッと退社し、サッと銀行でお金を引き出し、ボボボボと有楽町のビックカメラに向かいました。そして気づいたら家にこのMacBookがあったというわけです。


歴史に"もしも"は存在しません。でも、もし彼女の答えが「マルチタッチのスクロールやスワイプがとっても便利です。」とか「画面がきれいだし、Core 2 Duoは早いです」というエンジニアにありがちなスペック重視で、客観的で、論理的に正しいものだったら僕も、いつもそうしてきたように、「あー、そうらしいですね。」などと軽く話を合わせて会話は終わっていたと思います。全く打算のない小学校2年生ばりのひねりのない感想が逆に心に突き刺さったということです。


その後


というわけで、僕はそれ以来毎日、「ファッ」「サッ」の両機能を颯爽と使いこなしています。このブログもMacで書きました。まだ分からないことが多すぎて、使いやすいとも使いにくいとも便利だとも便利でないともいえません。いずれレビューを書けたらと思います。でも「ファッ」「サッ」のきれいなお化粧の裏では、最初からRubyもPythonもJavaもviもemacs入っているなんてなんか素敵です。


最後になりますが、Macを買わない理由を読んで親身なコメントをいただいた皆様にはこの場を借りてお詫びをいたします。もう「正直すまんかった」としかいえないです。



購入を迷っているそこのあなた!


迷うだけ無駄です。「ファッ、サッ」の自分で経験してみるしか理解のしようがないのですから。というわけで以下のリンクからクリックして購入してもらえると、僕の想定外の出費の穴埋めの足しになりますので、是非(笑





*1:Mac OSでトラックパッドを四本指でなぞるとデスクトップ表示される様を表す擬声語


*2:Mac OSでトラックパッドを下になぞると画面上に開いているウインドウが並べて表示される様を表す擬声語。Exposeとも呼ばれる。


*3:Mac OSでスクリーン下部にあるランチャーにマウスカーソルを持っていくとアイコンが大きくなるエフェクトのことをさす。(と思われる。)


Jan 13, 2009

カンボジアの胡椒をもらった

カンボジアの胡椒をもらった
2ヶ月ほど前、日本を訪れたカンボジア人の友人P氏に怪しげな包みをもらった。


何重にもまかれたテープの中には新鮮な胡椒の酢漬けが入っていた。下の写真に見える白い固まりはニンニク。カンボジアは実は高級な胡椒の生産で有名であるらしい。一粒つまんでみると、いわゆるテーブルコショーとも黒胡椒とも違う新鮮な香りと強めの酸味とニンニクの風味がきいた特徴的な味である。昨年末に料理研究家の先生におすそ分けしつつ、料理法を相談し、今日はそのアドバイスに従いつつ料理してみた。
材料

胡椒はもちろんカンボジアから。

塩はこーださんが沖縄旅行で買ってきてくれた塩。

そしてお酒は半年前に久我にもらったまま放置しっぱなしの久保田。みんなありがとう!僕の食卓はみなさんの暖かい励ましで支えられています。今後ともヨロシクお願いいたします。m(_ _)m
調理
3品作るつもりだったけど最後はあきらめた。
茹で豚のカンボジア胡椒: 
胡椒本来の味を楽しむこころみ。普通に茹で豚を作る。盛りつけ時に粒胡椒を多めにパラパラとふる。
エビと人参とジャガイモのマヨネーズ胡椒和え:
酸味をマヨネーズで消す作戦。胡椒が漬けてある酢:みりん:マヨネーズ:粒胡椒をそれぞれ1:1:1:0.5の割合で混ぜる。粒胡椒は細かくつぶす。道具がなかったのでニンニク絞りで潰した。そこにオリーブオイルと塩少々と牛乳を加える。

このドレッシングを茹でた人参とジャガイモとエビに和える。
できあがりはこんな感じ

これはディップして食べた写真。しっかり混ぜたボウルが後ろにあるんだけれど、そちらのほうが断然おいしかった。
感想
おいしかったけど、胡椒の味を生かす工夫をしたほうがいいかも。茹で豚との相性も悪くなかったけど、次は牛肉と一緒に焼いてみたい。夏の食欲無いときに、何かの上にちょっとトッピングするといいかもしれない。胡椒が葡萄のように房につくということをこの年にして初めて知った。
食後には中国の友達Dさんにもらった台湾のお茶を飲んだ。地球は小さくなっていると実感するね。

カンボジアの胡椒をもらった


2ヶ月ほど前、日本を訪れたカンボジア人の友人P氏に怪しげな包みをもらった。


f:id:kkomiyama:20090112194105j:image


f:id:kkomiyama:20090112155713j:image


何重にもまかれたテープの中には新鮮な胡椒の酢漬けが入っていた。下の写真に見える白い固まりはニンニク。カンボジアは実は高級な胡椒の生産で有名であるらしい。一粒つまんでみると、いわゆるテーブルコショーとも黒胡椒とも違う新鮮な香りと強めの酸味とニンニクの風味がきいた特徴的な味である。昨年末に料理研究家の先生におすそ分けしつつ、料理法を相談し、今日はそのアドバイスに従いつつ料理してみた。


材料


f:id:kkomiyama:20090112162342j:image


胡椒はもちろんカンボジアから。


f:id:kkomiyama:20090112162638j:image


塩はこーださんが沖縄旅行で買ってきてくれた怪しい塩。


f:id:kkomiyama:20090112162657j:image


そしてお酒は半年前に久我にもらったまま放置しっぱなしの久保田。みんなありがとう!僕の食卓はみなさんの善意に支えられています。


調理


3品作るつもりだったけど最後はあきらめた。


茹で豚のカンボジア胡椒: 

胡椒本来の味を楽しむこころみ。普通に茹で豚を作る。盛りつけ時に粒胡椒を多めにパラパラとふる。


エビと人参とジャガイモのマヨネーズ胡椒和え:

酸味をマヨネーズで消す作戦。胡椒が漬けてある酢:みりん:マヨネーズ:粒胡椒をそれぞれ1:1:1:0.5の割合で混ぜる。粒胡椒は細かくつぶす。道具がなかったのでニンニク絞りで潰した。そこにオリーブオイルと塩少々と牛乳を加える。


f:id:kkomiyama:20090112165956j:image


このドレッシングを茹でた人参とジャガイモとエビに和える。


できあがりはこんな感じ


f:id:kkomiyama:20090112181454j:image


これはディップして食べた写真。しっかり混ぜたボウルが後ろにあるんだけれど、そちらのほうが断然おいしかった。


感想


おいしかったけど、胡椒の味を生かす工夫をしたほうがいいかも。茹で豚との相性も悪くなかったけど、次は牛肉と一緒に焼いてみたい。夏の食欲無いときに、何かの上にちょっとトッピングするといいかもしれない。胡椒が葡萄のように房につくということをこの年にして初めて知った。


食後には中国の友達Dさんにもらった台湾のお茶を飲んだ。地球は小さくなっていると実感するね。


Jan 2, 2009

グラフに騙される。


「たんなる数字の羅列も綺麗なグラフにすると、そこから真実が浮かび上がってくる。」


・・・ような気になってしまうのは困りものである。




下はイラク駐留米軍における月毎の死者の数を表したグラフである。


http://blog.sparky.jp/WindowsLiveWriter/f2202d8f611d_13BC3/IRAQ_2.png


「おわかりですか?多い時には今でも月に100人もの兵士が命を落としているんです。イラクでの米軍がいかに危険な状態か明らかです。これだけ多くの死者が出ているのは、もう作戦自体に無理があることの証拠で、責任者は辞任の上、イラクのような危険な地域への派兵はそっこく取りやめるべきである!!!」


と古館伊知郎あたりがパネル付きで解説したら、僕は深く頷きながら、古館よくぞ言った!と思うに違いない。








下はベトナム戦争時の米軍における月毎の死者の数を表したグラフである。上のグラフを元にベトナム戦争のデータを書き足してある。数字は変わっていないが、イラクでの死者数のもつ意味が上のグラフとは変わる。


http://blog.sparky.jp/WindowsLiveWriter/f2202d8f611d_13BC3/Vietnam-Iraq_2.png


NHK の上品な感じのキャスターが「イラクでは今も駐留米軍による復興支援活動が行われております。現地では今もテロが散発的に発生していますが、ご覧の通り、イラクに派兵されている米軍の死者数は過去の作戦の時と比較して激減しています。これは装備の近代化や中長距離ミサイルの発達によるもので・・・」と原稿を読み上げたら、やはり僕は深く頷きながら、軍隊の近代化はすばらしい!と思うに違いないのである。








さらに、上のグラフに第二次世界大戦を追加してみる。


http://blog.sparky.jp/WindowsLiveWriter/f2202d8f611d_13BC3/WWII-Vietnam-Iraq_2.png


「これ!これだから最近の若い世代は元気がない!見てこの図!!第二次世界大戦のときなんか、もうみんなこうやって竹槍でアメリカの飛行機落としてたんだから!ベトナムの人やイラクの人もこのくらい頑張らないとねぇ。」みのもんたならこの位コメントして、翌々日くらいに謝罪しそうだ。



そんなわけで、僕らが目にするグラフや図にはかならず制作者によるメッセージが含まれているので、グラフだから公正と無条件にありがたがるのはやめようね。というメッセージでした。




ネタ元はInfovisというデータ可視化のカンファレンスでMatthew EricsonというNYTimesのグラフィックディレクターの基調講演


関連:神と悪魔、人を沢山殺してるのはドッチ?? - Blue Pill


Jan 1, 2009

グラフに騙される

「たんなる数字の羅列も綺麗なグラフにすると、そこから真実が浮かび上がってくる。」
・・・ような気になってしまうのは困りものである。

 


下はイラク駐留米軍における月毎の死者の数を表したグラフである。

IRAQ 
「おわかりですか?多い時には今でも月に100人もの兵士が命を落としているんです。イラクでの米軍がいかに危険な状態か明らかです。これだけ多くの死者が出ているのは、もう作戦自体に無理があることの証拠で、責任者は辞任の上、イラクのような危険な地域への派兵はそっこく取りやめるべきである!!!」

と古館伊知郎あたりがパネル付きで解説したら、僕は深く頷きながら、古館よくぞ言った!と思うに違いない。

 

 

 

 

 

 

下はベトナム戦争時の米軍における月毎の死者の数を表したグラフである。上のグラフを元にベトナム戦争のデータを書き足してある。数字は変わっていないが、イラクでの死者数のもつ意味が上のグラフとは変わる。

Vietnam-Iraq 
NHKの上品な感じのキャスターが「イラクでは今も駐留米軍による復興支援活動が行われております。現地では今もテロが散発的に発生していますが、ご覧の通り、イラクに派兵されている米軍の死者数は過去の作戦の時と比較して激減しています。これは装備の近代化や中長距離ミサイルの発達によるもので・・・」と原稿を読み上げたら、やはり僕は深く頷きながら、軍隊の近代化はすばらしい!と思うに違いないのである。

 

 

 

 

 

 

さらに、上のグラフに第二次世界大戦を追加してみる。

WWII-Vietnam-Iraq 
「これ!これだから最近の若い世代は元気がない!見てこの図!!第二次世界大戦のときなんか、もうみんなこうやって竹槍でアメリカの飛行機落としてたんだから!ベトナムの人やイラクの人もこのくらい頑張らないとねぇ。」みのもんたならこの位コメントして、翌々日くらいに謝罪しそうだ。

 

そんなわけで、我々が目にするグラフや図にはかならず制作者によるメッセージが含まれているので、グラフを無条件にありがたがるのはやめようね。

 

 

ネタ元はInfovisというデータ可視化のカンファレンスでMatthew EricsonというNYTimesのグラフィックディレクターの基調講演

関連:神と悪魔、人を沢山殺してるのはドッチ?? - Blue Pill <http://blog.sparky.jp/bluepill/archives/2008/06/post-132.html>