自分の仕事に直接関連する某研究会のため某所に2泊の出張をしてきた。仕事なのでホテルや飛行機は当然会社の経費で賄われる。
そんな会議に同業他社の若手エンジニアが有給をとって自費で参加したという話を聞いた。率直に凄いことだと思った。彼は限られた有給を使って、ホテルと飛行機代を自分で払ってまで、この研究会に参加したのである。議論に参加してメモをとることを目標に過ごした僕とは、同じ3日間でも吸収できるものに差があるのは当然だ。外から見てその差はたいしたものでなかったとしても。
対象にどれだけ愛を注げるか?というのは仕事をする上でもっとも重要なポイントだと常々思っていた。そしてその点において、自分より若い他社の人間に負けているということを思い知らされた。
人に評価されること、誰かの役に立つことももちろん大切なことであるけれども、それ以前に毎日自分の力を出し切って生きていこうと心の底から思った。飢餓感と自負心とコンプレックスを大事に抱えながら。