先日会社で「今日の会議は原則としてラップトップを閉じて行いましょう。」という提案があった。そういう会議のことをトップレスミーティングと言うんだそうだ。語源はラップトップレス+ミーティングで、それを略してトップレスミーティングと呼ぶ。
トップレスミーティングと聞いた瞬間に向かいの席にスーツを着て座っている田中さん(仮、36歳男性)が上半身裸で会議をしている様子を想像してしまった。
たしかにラップトップや携帯やらを持ち込まないで会議に集中するというのは、一部の環境では生産性を上げると思う。会議を早く切り上げようという思いは、ダラダラ会議への抑止力にもなる。以下のアメリカの新聞記事によると
- USC(University of Southern California)のロースクールでは教室へのPC持ち込みを禁止している
- Google、Yahoo、Appleといったシリコンバレーのハイテク企業が従業員にガジェットではなく同僚とのコミュニケーションを図るよう薦めている
などなど、企業や学校において、議論をするべき場所からパソコンを排除しようという動きがあるらしい。こういう動きがシリコンバレーで起こるというのは極めて興味深い。
しかし、このエントリーで僕が言いたいのは、ラップトップレスミーティングをあえてトップレスミーティングと略す東スポ並の思考回路を持つアメリカのメディアはひどい。僕と想像の中で脱がされてしまった田中さん(仮)に謝罪すべきである。
Meetings going ‘topless’
http://articles.latimes.com/2008/mar/31/business/fi-nolaptops31
Going Topless to Office Meetings
http://abcnews.go.com/Technology/story?id=4560823