クレ556(通称CRC)という潤滑油は自転車好きの必需品である。自転車のあちこちに軽く吹きかけるだけで、錆を防いでくれるだけでなく走りが滑らかになる。自転車だけではない。例えば軋むサッシにCRCを一吹きすれば片手でスムーズに開くようになる。
写真のマンションの非常口(防火扉?)が開くたびに「きゅぅぃぃいいーーーぃ。」、しまるたびに「きゅうぅぅぅぅううううううぅぅ」とうるさかったのだが、CRCで蝶番の部分を吹いたら即静かになった。
その効き目もさることながら、潤滑油のイメージを覆すスプレータイプの手軽さもありがたい。
落とし穴
いい事尽くめのCRCだが買ったら一つだけ気をつけるべき点がある。付属の赤いノズルをなくさないことである。ノズルはCRCを使うときだけスプレーの先につける。細いノズルのおかげで狭い場所をオイルで狙い撃ちできるのである。
今日、自転車置き場でみかけたお姉さんはその大事な大事なノズルをなくしてしまったらしい。ノズル無しでスプレーしていた。ブレーキに油をさしたそうだったが、ノズル無しのCRCは殺虫剤を上回る噴射角の広さで、ブレーキだけでなくハンドル全体を油まみれにしていた。
微笑ましかった。が、あれではCRCする意味ないので、みなさんはノズルをなくさないように。
[asin:B001CLZ7GI:detail]
↑おすすめの商品。容量小さい方だが最初はこれで十分。黒いキャップにノズルがはまるようになってる。