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Jul 9, 2007

永田農法

永田農法というものがある。

永田農法とは別名スパルタ農法の名の通り、あえて痩せた土地に農作物を植え、肥料や水をほとんど与えずに育てる農法である。
これにより普段から飢餓を感じている農作物は根を深く伸ばし、周囲の養分をどん欲に吸い上る。結果的に肥料や水をふんだんに与えて育てるよりも成長が早く、栄養価が高く、おいしくなるというのだから驚きだ。ビニールハウスを造って、袋ガケして、剪定して、肥料やって、日陰を作ってと何かにつけて過保護な既存の農法とは正反対の発想と言える。

詳細について知りたい方は以下の本を読んで欲しい。

 

おいしさはここにあり おいしさはここにあり
永田 照喜治

小学館 2004-09
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本文中に出ている永田農法でつくられたトマトの写真。トマトなのに丸くない。水に入れると沈むというから驚き。

 

深く感銘を受けたので我が家の植物たちも永田農法に切り替えてみた。

 

今約2週間経過したところだが、とくに右側の写真の木が一気に黄色くなってきてちょっとピンチ。

でも、永田農法だからな!
厳しくスパルタでいかないとな!!

とも思ったが、枯れてしまったらかわいそうなので、今日2週間ぶりに水をあげてしまった。都会育ちの観葉植物、深窓の令嬢(板橋在住)に永田農法は厳しかったらしい。俺の心優しすぎ。

 

以上、海外旅行中のパートナーに植物の水やりを頼まれていたのに、うっかり忘れていたことの言い訳でした。

(結構焦ったよ。)


でもこの永田式はいろいろな局面で使える気がするな。

 

永田仕事術:

「田中君、最近遅刻・早退が多くないか?」

「はい、今期から永田仕事術を実践してます!」

「ナガタシゴトジュツ?なんだねそれは?」

「はい、あえて会社にいる時間を短縮することで、自分の中での仕事をしたい欲求を高め、短い時間で集中して成果を出す仕事です。部長が普段からおっしゃっている『選択と集中』とも通じる考え方です。」

「肝心の成果が出てないじゃないか!」

「いえ、部長の見ていない地下深くで細かい根っこがワッサワサ育ってます。もうすぐ結果が出ます。」

「そうか、じゃあ楽しみにしてるからな。」

 

永田愛:

「田中くん、最近電話をメールも減ったよね。前はこんなんじゃなかった。。。」

「いや、俺なりにどうやったら君との愛を深められるか考えた。一生懸命考えた。その答えが永田愛さ!」

「ナガタアイ?」

「そう、あえて君と接する時間を短くすることによって・・・(以下略)」

「へー、なにそれ。トマトやジャガイモとこの私を同列に扱ってるんだ。こっちは困らないけどね、田中くんが水をくれないなら、地下深くまで根を伸すまでだから。」

 

永田愛は無理だろうね。。。