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Mar 12, 2006

仕事のできるヤツの見分け方

会社で送別会の幹事をやってて気付いたことです。

送別会の趣旨、日程、場所を書いて参加希望を募るメールを社内の約100人に送りました。
30分以内に返事が返ってきたのは15人。うち13人が管理職クラスでした。

周囲から仕事が出来ると思われている人ほどお誘いメールへの返信が早く、会への出席率が高いです。

飲み会と仕事は関係ないって?
でも良く考えてみると「XXXさん送別会のご案内」というメールを素早く処理するにはビジネスに必要な要素がいくつか必要です。


まず最初に案内メールを読むだけの情報処理能力がなくてはいけません。
日々大量に届くメールの波に溺れて、「あれ?飲み会のメールなんて出てましたっけ?」という人は仕事の大事なメールも読み飛ばしている人です。

次に、参加の可否を決定するには自分のスケジュールを確認する必要があります。
即座に返信できる人はスケジュール管理能力が高いといえます。「再来週の金曜の夜、
自分が飲み会に参加する時間があるか?」ただそれだけの事を確認するのに時間がかかってしまう人に、他のメンバーやチームのスケジュール管理は到底不可能です。

上記の2つ(情報処理能力、スケジュール管理能力)よりもさらに大事なのは決断力です。
ビジネスはスピード勝負。「飲み会か~。とりあえずペンディング。締め切りの木曜あたりまでに決めよう」と判断を先延ばしする気持ちはわかりますが、
この程度の決断に時間がかかるよう人はもっとシビアな局面ではどうするのでしょうか?

最後に、飲み会参加率が高い人は、組織の中で良好な人間関係を築いている場合が多いです。

「飲めないやつは出世しない」という言葉がありますが、これは比喩表現で実際のところ問題は酒量ではなく飲み会参加率、2次会参加率ではないでしょうか。
仕事以外で会社の人間と一緒に時間を過ごしたくないというタイプの人がチームを率いることはあってはいけないことだと思います。

(個人的には良好な人間関係はあくまである組織の中で出世する/しないの話であって、
仕事が出来る/出来ないの基準にすることはしたくないですが・・・)

たかが飲み会、たんなる送別会ですが、ここから既に差はついています。一事が万事ってことですね。