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Jul 22, 2007

直感 vol.1 ドイツ編

その昔ドイツに行ったときのこと、買い物をしていたスポーツ用品店でトイレに行きたくなった。
標識に従ってトイレの手前までいくとそこには”Damen”と"Herren"という表示が。男性は右、女性は左というワケである。迷わずDamenの方に進んで扉を開けると、そこには鯨みたいなおばちゃんが立っていて、手を乾かしつつこちらを凝視していた。

「クワッ!」

0.2秒間、おばちゃんとの言語と人種、その他もろもろの壁をこえたアイコンタクトで全てを悟った。そう、ドイツ語で”Damen”は女性、"Herren"が男性なのである。僕は勘違いして、女性用トイレに入ってしまったのだった。

ドイツに何日か滞在し、英語とよく似た単語が多いとすり込まれていた僕の脳みそは"Damen=Men=男"と誤った判断をくだした。生涯でもっとも国際テロリストに近づいた瞬間である。

 

仕事中文章を読んでいて、分かるような分からないような単語が出てくることが多々ある。面倒くさがり屋の僕が、それまでのように、なんとなくで済ませようとすると、おばちゃんがどこからか出てきて無言で僕に訴えかけるのである。

「辞書ひけ、ボケ」と。

 

 

 


(気が向いたら続く)

直感 vol.2 女の勘は超能力編
直感 vol.3 PDFとWebメール編
直感 vol.4 おいしいレストラン編
直感 vol.5 鈍感編

Jul 15, 2007

EdyかSuicaか?

 電子マネー戦争なんて呼ばれたりもしているらしいけど、結局最後に笑うのはどっち?という疑問から本を読んでみた。

 

Suica、Edy、ICOCA電子マネー・ビジネスのしくみ

 

結論から言うと、Edyが勝っても、Suicaが勝っても、最後に笑うのはFelicaの規格を決めて売っているソニーなのだそうだ。まぁ確かに。

その昔、非接触電子マネーが世の中に出回り始めたときのこと。「ビットワレット」という会社がEdyの運営をしていることを知り、なぜソニー自らがそのブランド力を使って参入しないのか不思議だった。

ソニーはなんて賢かったのだろうと、今にして思う。

ちなみに関西に旅行したときに買ったICOCAをJR東日本の改札でしばらく使っていたんだけど、Suicaと比べて「ピピッ」の反応が若干遅い。

 

なお電子マネーについてITmediaエグゼクティブ編集部が記事を書いてるが、文章が下手くそすぎて、読めば読むほど訳が分からなくなる。リンクは張らないけど”元祖電子マネーが標ぼうする“全土支配”の本気度”で検索すれば出てくると思う。ここ数年読んだオンラインメディアの記事の中で一番ひどいので、「憤りたい」かたは是非。

Jul 9, 2007

永田農法

永田農法というものがある。

永田農法とは別名スパルタ農法の名の通り、あえて痩せた土地に農作物を植え、肥料や水をほとんど与えずに育てる農法である。
これにより普段から飢餓を感じている農作物は根を深く伸ばし、周囲の養分をどん欲に吸い上る。結果的に肥料や水をふんだんに与えて育てるよりも成長が早く、栄養価が高く、おいしくなるというのだから驚きだ。ビニールハウスを造って、袋ガケして、剪定して、肥料やって、日陰を作ってと何かにつけて過保護な既存の農法とは正反対の発想と言える。

詳細について知りたい方は以下の本を読んで欲しい。

 

おいしさはここにあり おいしさはここにあり
永田 照喜治

小学館 2004-09
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本文中に出ている永田農法でつくられたトマトの写真。トマトなのに丸くない。水に入れると沈むというから驚き。

 

深く感銘を受けたので我が家の植物たちも永田農法に切り替えてみた。

 

今約2週間経過したところだが、とくに右側の写真の木が一気に黄色くなってきてちょっとピンチ。

でも、永田農法だからな!
厳しくスパルタでいかないとな!!

とも思ったが、枯れてしまったらかわいそうなので、今日2週間ぶりに水をあげてしまった。都会育ちの観葉植物、深窓の令嬢(板橋在住)に永田農法は厳しかったらしい。俺の心優しすぎ。

 

以上、海外旅行中のパートナーに植物の水やりを頼まれていたのに、うっかり忘れていたことの言い訳でした。

(結構焦ったよ。)


でもこの永田式はいろいろな局面で使える気がするな。

 

永田仕事術:

「田中君、最近遅刻・早退が多くないか?」

「はい、今期から永田仕事術を実践してます!」

「ナガタシゴトジュツ?なんだねそれは?」

「はい、あえて会社にいる時間を短縮することで、自分の中での仕事をしたい欲求を高め、短い時間で集中して成果を出す仕事です。部長が普段からおっしゃっている『選択と集中』とも通じる考え方です。」

「肝心の成果が出てないじゃないか!」

「いえ、部長の見ていない地下深くで細かい根っこがワッサワサ育ってます。もうすぐ結果が出ます。」

「そうか、じゃあ楽しみにしてるからな。」

 

永田愛:

「田中くん、最近電話をメールも減ったよね。前はこんなんじゃなかった。。。」

「いや、俺なりにどうやったら君との愛を深められるか考えた。一生懸命考えた。その答えが永田愛さ!」

「ナガタアイ?」

「そう、あえて君と接する時間を短くすることによって・・・(以下略)」

「へー、なにそれ。トマトやジャガイモとこの私を同列に扱ってるんだ。こっちは困らないけどね、田中くんが水をくれないなら、地下深くまで根を伸すまでだから。」

 

永田愛は無理だろうね。。。

Jul 7, 2007

ツールドフランス開幕

夏の恒例行事のツールドフランスが今日開幕。今年はプロローグをロンドンでやるそうだ。行きたかった・・・

 

J SPORTS STYLE BLOGトップによると、レースをバックアップしてるフランスの新聞レキップの一面がテニスらしい。ちょっとありえない。

http://www.jsports.co.jp/style/blog/2007/07/002223.html

とりあえず今日の中継は渋谷のスポーツバーに見に行ってきます。

Jul 1, 2007

Second Lifeにさよなら

Second Lifeというオンラインゲームがある。ちょっと前に挑戦したがパソコンの性能が足りず、ソフトが動かず悲しい思いをした。(悲しい思い出) そして今日再度挑戦してみた。今度は高性能のパソコンを使って。


これがゲームの中での私。一目で如何にSecond Lifeを満喫しているかがお分かりいただけるはずだ。

そう。服の着方も分からないのである。

今チュートリアル島という初心者が必ず放り込まれる島で、飛び方やチャットの仕方などを一通り勉強し終えたところ。30年近く人として生きてきたのに、Second Life内では服も着ることができない。道ばたにセグウェイがおいてあるから乗ってみたら、うまく静止できない。道ばたの植え込みにハマり、抜けようとしたら土の中に埋まったり。
操作性が悪すぎる。日本や韓国のゲーム会社ならもっといいものを作っただろうに。

チュートリアル島を離れてSecond Life内の普通の土地に行きたいんだけど、こんな格好じゃ恥ずかしいし。。。
ゲーム内の皆さんに不快な思いをさせちゃうかもしれないし。。。

というわけでここにSecond Life廃業を宣言する。

近い将来、RMTやオンラインゲームは現実の世界を変えていく力を持つと確信しているが、そこで主役になるのはSecond Lifeではなく、もっと人に優しいソフトであるはずだ。そんなソフトが出来るその日までさようなら。