ベロンベロンの記者会見で辞任
中川昭一財務大臣が泥酔状態としかおもえない記者会見を行った件が話題になっています。
現在のところは引責辞任で決着がつきそうな気配です。財務大臣という要職につく政治家が
泥酔会見の責で辞任という事態はおそらく世界でも初めてでしょう。
引責辞任の王道「女性スキャンダル」「裏金」「失言」と比較してスケールが小さく、それゆえに恥ずかしいと言えます。
「経済の非常事態にこんな低レベルな引責辞任があってよいのか」と、お嘆きの皆さん!
安心してください、世の中下には下がいるものです。
女性職員の椅子をクンクンして辞任
ここではオーストラリアの政治家トロイ・バズウェル氏の辞任劇について紹介します。
トロイ・バズウェル氏はパースのある西オーストラリア州の野党第一党のリーダーです。無理矢理日本に例えてみるなら、民主党福岡県議連代表みたいなポジションでしょうか。その人が代表の職を追われた理由は”chair-sniffing”。下が現地のメディアの報道です。
議会の女性職員の椅子の匂いを嗅いで辞任だそうです。謝罪の会見で家族の反応について質問されたときには涙ぐんでしまったそうで。
他の職員もいる場で笑いをとるために
「(クンクンクンクン)・・・臭っ!」
などとお戯れになっていた模様。
馬鹿です。馬鹿。
ほら、どうです。ちょっといい話でしょ?椅子だよ。椅子の臭いを嗅いで辞任だよ。
心が軽くなって、中川大臣辞任の理由が飲酒でよかったと思えるようになったでしょう?
よかった。じゃあ今日はそのまま寝てください。
明日は円買い、オーストラリアドル売りでお願いします。
個人的には今回のような単純ミスには目をつぶる、シャレのわかる社会であってほしいと思います。「本質的な政策議論を」と声高に求めるメディアや国民が、わかりやすいスキャンダルばかり注目するのは残念なことです。