コートが欲しい病
今日は今年初めてコートを着て出勤した。耐寒性能には自信のある自分だが、今日のように湿度が高いにもかかわらず気温が低いというのは苦手である。
ところで、コートの売れ方にはパターンがあるらしい。デパートなどで顧客の購買履歴を丹念に調べると『ロングコートを購入した顧客は数年後にハーフコートを買う率が高い』そうだ。この現象を利用してデパートはロングコート購入2年後の顧客に対してハーフコートを全面に押し出したダイレクトメールを送ったりするのである。
確かにロングコートを買ってしばらくすると、今度は身軽な短いコートが欲しくなってくる気持ちも理解できる。そして短いコートを買うと、また次の年にロングコートが欲しくなり・・・ 以下繰り返しである。
そんな悲しき物欲のメリーゴーラウンドを冷笑しつつ、我が身を振り返ると実はパソコン購入歴がまさにこのパターンだと言うことに気づいた。
ノート→デスクトップ→ノート→繰り返し
過去のパソコン歴を振り返るとこんな感じになる。
1995
富士通 FM-V Deskpower SE
Windows3.1プリインストール。Win95が発売されると即アップグレード。Win95には感動した。
1998
Sony Vaio 505S
一番使い倒したマシン。WindowsMEとVine Linuxのデュアルブートにしてた。
2001
IBM Aptiva
(型番忘れたけどPentium IIだった)
ディスプレイがでかすぎた。
2002
Libretto L5
Vine Linuxを動かしていた。クルーソーは遅かっし、バッテリーの持ちも意外と良くなかった。
2003
自作機 AMD Athlon XP 1800+
MSのナチュラルキーボードと併用。トラブルはほとんど無し。OSはWindows2000だったはず。
2005
IBM Thinkpad X32
中古屋さんで購入。今この瞬間に使っている。キーボード最高。WinXP。
お分かりの通り、見事にノートパソコンとデスクトップパソコンを交互に使っているのである。一応頭の中では以下のように考えている。
- 部屋が狭い+ 外に持ち出して掲示板や文書を読みたいのでノートパソコンの中でも軽くて持ち運びやすい機種を購入する。
- 大画面と高速処理したい欲求に駆られる、デスクトップパソコンを購入する。
- 外に持ち出したくなり、"1"に戻る。以下繰り返し。
この法則に従うと、次のパソコンは順当に大きな液晶のデスクトップマシンが欲くなるはずである。が、最近強力な対抗馬が表われている。
Macも気になる
強力な対抗馬とはMac Book Proだ。
Macというとクリエータの人というイメージが強かったが、海外に行くとエンジニアでも非常にMac率が高い。BSDベースになったのが大きかったのかな?
日頃使うアプリケーションはブラウザ、SSHクライアント、itunes、MS Office、辞書(Jamming)、携帯電話同期ソフト、picasa, メッセンジャー/Skypeの類、google デスクトップ等なので、Windowsを使っていればまず間違いはない。それでもMacが気になるのである。
結論
Macの台頭、愛するThinkPadの凋落(Lenovoってどうなの?)、狭い家、配線の下手さ。これらを総合的に判断して、次の1台は半年くらい待ってからWindowsのモバイルノートPCにしようと思う。10年来続いていたノート→デスクトップの流れはここで絶えることになる。
これはノートパソコンの性能が成熟してきていて、ノートパソコンでも画面は広く、一般的な用途では遜色ない処理性能があることと無関係ではないはずだ。Macは魅力的だけど、やっぱりWindowsあっての世の中だよ。
なんにせよ勝ち組(アキバでパソコンを物色できる特権階級)に生まれたことに感謝したいものである。パソコン万歳。
番外:嫌な思い出
実はThinkPadの前に、SONYのPCG-S73PBという若干重いが、その分高性能で画面が広いという触れ込みのノートPCを買ったが、まったく使いこなせずにお払い箱になった。これは、かなり完成度が低いマシンだった。
VistaのBetaをインストールして最悪ハード+ちょい悪OSという組み合わせでしばらく使ったが・・・、SONYはもっと頑張れとしか言いようがない一台。
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