ハワード・ショア本人が指揮する"Lord of the Ring"の再現コンサートです。
東京国際のAホールは初めてでしたが、オケ+コーラス60人以上がのるとステージはかなり"ギッチリ"な感じになってました。
発売日に電話かけまくってくれた相方のお陰で席は1回の中央。べスポジです。
客層:
以前『指輪の大先輩』と話をしたときに、『コンサートのもう1つの楽しみは、特殊な客層。おっかけしてた人たちがあちこちで再会してるからね!』と聞かされていたのですが、それはホントウでした。
一列後ろの席の女性の集団が開演前から「ファラミアが〜」「ドムが!ドミニクが!」と
個人的にもこういう空気は嫌いなんですが、自分も指輪の魔力から未だ抜け出せない中毒者の一人なのででかい事はいえません。
音楽:
さてさて肝心の音楽の方ですが、思っていたよりもサントラに忠実で最初から最後まで引き込まれっぱなし。とてもよかったです。
ホビット庄のテーマはサントラよりもタメがきいていて、「影」や「けれんみ」を感じさせる演奏でしたね。
映画前半のホビット庄はオーバーに牧歌的なイメージで描かれていますが、実は指輪という爆弾を抱えているわけで
そういう意味では今回の演奏の方が自分の中のイメージにマッチしました。
特にソプラノが・・・:
もちろん指揮もオケも素晴らしかったのですが、ソリストの女性(推定体高170cm,推定重量120kg)が安定してうまかったです。感動しました。
特にgollum's songは透明感ある声が完全にはまって、指揮のハワード・ショアさえ歌に聞き入ってる空気でした。
文句なし。
対してボーイソプラノのソロがちょっと・・・という気がしましたが、サントラと比べるのは酷ですよね。
大好きな"サムワイズ殿の決断"がカットされていたのが残念でしたが、それを含めても満足できる内容でした。
そして相方は:
そして相方は隣で気持ちよさそうに寝てらっしゃいます。前回もそうだったけどオーケストラの何かが彼女を眠りにいざなうんでしょう。
生ハワード・ショア:
ハワード・ショアは想像よりも小柄で朗らかな感じ。オスカーをとった作曲家とは思えないサービス精神で、客席からの声援に応えてくれました。
(雰囲気的に「若い頃は相当の遊び人だったに違いない!」という思うのは僕だけですか? そうですか。。。)
コンサート終了後:
コンサート終了後はフォーラム近くの和食梅の花で『指輪の大先輩』とその友人のご夫妻『奥様はヒダルゴ』チームと食事。
皆さん、マニアックなだけでなく引き出しが豊富でかなりリラックスしてすごせました。楽しかったです。
梅の花ははじめて行きましたが、立地と内装にかかる金額を考えるとリーズナブルといえる料金で料理もおいしかったです。
なにより静かでゆっくりできますし。
基本情報:
オーケストラ、コーラス、ソリストによる交響曲6楽章
【日程】 2004年12月11日(土)、12月12日(日) 全3ステージ
【時間】 11日:(1)12:00 開場 13:00開演(2)17:00開場 18:00開演 12日:12:00 開場 13:00開演
【場所】 東京国際フォーラム ホールA
【料金】 S席 12000円、A席 10000円、B席 8000円、C席 6000円(全席指定・税込)
【お問い合わせ】 03-3498-9999
【出演者】指揮 ハワード・ショア、ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団