経済学者の正村公宏という人のことを知ったのはつい最近のことである。1993年の「産業主義を越えて」という著書で、正村は情報化社会を恐るべき正確さで予言している。
なお正村はこうも言っている。
2019/8/1 (Thu)
夜飲み会と手帳に書いてあるがどこいったっけ? AI Superpowerという本の日本語版が出版されると聞いているのだが、Amazonでみてもステータスが不明。英語の原書を買った。英語の本を読むのは日本語の10倍の時間がかかった。最近、嫌々ながらも英語でよんでいたら、英語でも飛ばし読みができるようになり、日本語の3倍くらいまでに読む時間が減ってきた。
2019/8/2 (Fri)
友人K氏とビールを飲みに行く。世界は動いていることを感じる。
2019/8/3 (Sat)
歯医者へ。1年ぶりに行ったら新たな虫歯ができていて、先生から心を入れ替えて治療するようにとお説教。反省する。
2019/8/4 (Sun)
図書館で博論の続き。2時過ぎに帰宅。子供と公園に行き、人工池と体育館で遊ぶ。ブランコの上達が凄まじい。
2019/8/6 (Tue)
辛いラーメンが食べたいと思い、ランチに有名な激辛ラーメンを食べにいった。その日の午後、強烈なにんにく臭で周囲に迷惑をかける。
ヨーロッパでは"Flight Shame"という運動があるらしい。環境に優しくない飛行機移動を「カッコ悪い」と捉える。個人が飛行機移動を少しでも減らす選択をすれば、その環境インパクトは絶大だという話。ヨーロッパだと確かにそうかもしれない。
2019/8/8 (Thu)
JPNICに行ったり、霞が関に行ったり。
2019/8/10 (Sat)
朝一で市民プールに子供とお出かけ。プールサイドは日焼けをしているおじさん達で埋め尽くされている。優雅でうらやましい、5年後は自分もあっち側にいきたいと思いつつ、目の離せない子供の監視。
夕方、初めて食べに行ったお好み焼き屋さんが美味しかった。
2019/8/11 (Sun)
娘を連れて散髪、公園。その後スーパーで3枚におろした新鮮なアジを買って、自宅で大葉とネギをつかってタタキにして食べる。ここ数年自分で作った食べ物で一番美味しい。
実家から夏の味覚、白桃が箱で送られてくる。地元の果物は美味しい。
ペットボトルをもって、30分以上かけて5km走る。暑い。
2019/8/13 (Tue)
お盆で電車は空いていて快適。
2019/8/15 (Thu)
考えさせられるブログを読んだ。『人生がソシャゲだとするなら、親とはゲーム開始後一番最初のガチャである。強いカードを引くことができれば、面白いくらいにうまくいく。ゴミみたいなカードを引けば、高確率でゴミみたいな人生を送ることになる。』という絶妙に軽妙な書き出しで語られる、筆者自身の毒親からの脱走の記録である。筆者は今現役の大学生らしい。強く生きている人に頑張ってほしいというのも失礼な話かもしれんが、頑張ってほしいと思った。そして改めて自分の現在の立場に占める、ガチャ運(親)の要素の大きさに思いを馳せる。
毒親から逃げて家出した大学生の話
この本編ともよべるものが筆者によって公開されているが、目次だけであまりにヘビーでまだ読めない。
2019/8/16 (Fri)
前回のベトナム旅行でスーツケースのフレームがものの見事に曲がってしまった。帰国後すぐにANAのカウンターにもっていき無償修理に出してもらう。
なおってよかった。気に入っているスーツケースなので長く使いたい。
2019/8/17 (Sat)
図書館で博論執筆の続き。夜は友人家族と回転寿司に。早く食べ終わった子どもたちをつれて、おもちゃコーナーで遊ぶ。
慶應大学と一橋大学は大学図書館利用の協定があり、どちらかの学生は両方の図書館を利用できる。この制度のおかげ、ここ数年、一橋大学図書館には大変お世話になった。人文系の資料充実度は素晴らしく、広大な敷地は締め切りでささくれ立つ心の慰めになった。単位取得満期退学に伴い、もう利用できないのは残念だが、感謝の念でいっぱいである。
2019/8/19 (Mon)
9月末にならないと言えないイベントの準備で、国内の関係者との調整。作文する。
2019/8/21 (Wed)
フランスからの来客。寿司を食べに行く。香港の混迷は先が見えない。しかし煮魚はうまい。
2019/8/22 (Thu)
夜は会社の懇親会で社内で軽食とビール。定期的にやっているが、出張と重なることが多く、久しぶりに出れた気がする。五一わいんの美味しいやつがあった。
2019/8/23 (Fri)
日本シーサート協議会の会合で、CSIRTのあるべき姿についての講演をする。具体的に今何をすべきかを質疑でつっこまれて回答に窮す。それは人によっても場によっても異なりそうだ。中国や韓国と日本の関係が微妙な時期になり、CSIRTの国際連携にも厳しい目が向けられていることを再確認。しかし何よりも懐かしい顔ぶれにあえて良かった。
2019/8/24 (Sat)
朝全く執筆の気力が起きないので5kmラン。その後ペースを取り戻して7頁程書く。
2019/8/25 (Sun)
1日部屋にこもって、滞っていた8月末締め切り原稿の自分の部分を師匠にメール送付。
2019/8/27 (Tue)
神田のクラフトビールで暑気払い。
2019/8/28 (Wed)
夜、電話会議。電話会議はマイクとスピーカーの性能が重要である。特にマイクのハードウェア性能が重要。経験的に音質がいいのはiPhone -> Macbook -> Android携帯 -> Windows PCの順になる。要はApple製品はオーディオ周りが強い。昔はPolycomのSkype専用マイクを使っていたが、この日はYamahaのYVC-1000という10万円近くするスピーカーとマイクを使う。さすが専用デバイス、段違いに音質いい。多分スピーカーとマイクの位置が物理的に離れるのが一番聞いている。ボタン一発で環境を自ら診断してくれるのがすごい。アナウンスはブリティッシュアクセントである。ただでかいので会議参加人数が10人超えるくらいから真価を発揮しそうである。数名であればYVC-300が使い勝手がよい。
2019/8/31 (Sat)
長い文章を書くときに、エディタのこだわりなどは人並みにあるのだが、結局のところこの世はWord社会である。指導教官が、出版社が、大学の窓口が、ひいては世間がTexやMarkdownで書かれた何かを受け取ってくれない以上、Wordを受け入れるしかない。
そして真剣に使いだすと、書いている原稿が100頁を越えてくると初めて分かるのだが、Wordはかなり完成度の高い道具である。むしろベストといっていい。
Wordの数少ない問題点はgitとの相性の悪さである。特にgit diffで前のバージョンとの比較をしずらい。ある程度諦めていたが、同じ会社の人が書いたプログラムでかなりいい感じの差分がとれることを知り、手元の2台のパソコンにセットアップした。快適。もっと早くやればよかった。optexというツールが何なのか理解しないで、ただ説明に従うだけで、使えちゃってるのがすごい。
今後の先進社会では、技術的に可能なことをどこまでも追求したいという誘惑をしりぞけて、開発や応用を禁止しなければならないような先端的な領域が拡大するものと予想される(p.70)これは現在のAIやLAWSの議論にそのまま当てはまる。Windows3.1の時代に、経済学者がである。こういう先見の明があるのはどういう生い立ちの人なのか、気になって調べたところ、正村は重度のダウン症の子供を持っていた。NHKスペシャルにとりあげられた様子が「心の絆を結び合う」というWebサイトに残っている。物言わぬ息子の、明瞭とは言えない潜在意識と会話をしようとする父親の姿がそこに浮かび上がる。正村は障害を持つ息子の子育てを経た経験を研究に活かし、福祉社会論という学問の地平を切り拓いた。良い学者の、良い研究の条件というのは人それぞれだろう。博覧強記、プレゼンがうまい、科研費を取るのが上手、賞をとっているなどよりも大事だと私が思うのは、その人の生き様が研究と相互依存していることだ。正村は子育てに苦しみ、楽しみ、そこから福祉社会論が生まれた。そういう研究からは巧拙を越えた圧力を感じる。
なお正村はこうも言っている。
20世紀を動かしたのは産業主義、民主主義、国民国家の3つである(p23-25)21世紀を動かすのもその3つなのか、ゆくゆく考えてみたい。
2019/8/1 (Thu)
夜飲み会と手帳に書いてあるがどこいったっけ? AI Superpowerという本の日本語版が出版されると聞いているのだが、Amazonでみてもステータスが不明。英語の原書を買った。英語の本を読むのは日本語の10倍の時間がかかった。最近、嫌々ながらも英語でよんでいたら、英語でも飛ばし読みができるようになり、日本語の3倍くらいまでに読む時間が減ってきた。
2019/8/2 (Fri)
友人K氏とビールを飲みに行く。世界は動いていることを感じる。
2019/8/3 (Sat)
歯医者へ。1年ぶりに行ったら新たな虫歯ができていて、先生から心を入れ替えて治療するようにとお説教。反省する。
2019/8/4 (Sun)
図書館で博論の続き。2時過ぎに帰宅。子供と公園に行き、人工池と体育館で遊ぶ。ブランコの上達が凄まじい。
2019/8/6 (Tue)
辛いラーメンが食べたいと思い、ランチに有名な激辛ラーメンを食べにいった。その日の午後、強烈なにんにく臭で周囲に迷惑をかける。
ヨーロッパでは"Flight Shame"という運動があるらしい。環境に優しくない飛行機移動を「カッコ悪い」と捉える。個人が飛行機移動を少しでも減らす選択をすれば、その環境インパクトは絶大だという話。ヨーロッパだと確かにそうかもしれない。
2019/8/8 (Thu)
JPNICに行ったり、霞が関に行ったり。
2019/8/10 (Sat)
朝一で市民プールに子供とお出かけ。プールサイドは日焼けをしているおじさん達で埋め尽くされている。優雅でうらやましい、5年後は自分もあっち側にいきたいと思いつつ、目の離せない子供の監視。
夕方、初めて食べに行ったお好み焼き屋さんが美味しかった。
2019/8/11 (Sun)
娘を連れて散髪、公園。その後スーパーで3枚におろした新鮮なアジを買って、自宅で大葉とネギをつかってタタキにして食べる。ここ数年自分で作った食べ物で一番美味しい。
実家から夏の味覚、白桃が箱で送られてくる。地元の果物は美味しい。
ペットボトルをもって、30分以上かけて5km走る。暑い。
2019/8/13 (Tue)
お盆で電車は空いていて快適。
2019/8/15 (Thu)
考えさせられるブログを読んだ。『人生がソシャゲだとするなら、親とはゲーム開始後一番最初のガチャである。強いカードを引くことができれば、面白いくらいにうまくいく。ゴミみたいなカードを引けば、高確率でゴミみたいな人生を送ることになる。』という絶妙に軽妙な書き出しで語られる、筆者自身の毒親からの脱走の記録である。筆者は今現役の大学生らしい。強く生きている人に頑張ってほしいというのも失礼な話かもしれんが、頑張ってほしいと思った。そして改めて自分の現在の立場に占める、ガチャ運(親)の要素の大きさに思いを馳せる。
毒親から逃げて家出した大学生の話
この本編ともよべるものが筆者によって公開されているが、目次だけであまりにヘビーでまだ読めない。
前回のベトナム旅行でスーツケースのフレームがものの見事に曲がってしまった。帰国後すぐにANAのカウンターにもっていき無償修理に出してもらう。
なおってよかった。気に入っているスーツケースなので長く使いたい。
2019/8/17 (Sat)
図書館で博論執筆の続き。夜は友人家族と回転寿司に。早く食べ終わった子どもたちをつれて、おもちゃコーナーで遊ぶ。
慶應大学と一橋大学は大学図書館利用の協定があり、どちらかの学生は両方の図書館を利用できる。この制度のおかげ、ここ数年、一橋大学図書館には大変お世話になった。人文系の資料充実度は素晴らしく、広大な敷地は締め切りでささくれ立つ心の慰めになった。単位取得満期退学に伴い、もう利用できないのは残念だが、感謝の念でいっぱいである。
一橋大学はマンホールも違う |
2019/8/19 (Mon)
9月末にならないと言えないイベントの準備で、国内の関係者との調整。作文する。
2019/8/21 (Wed)
フランスからの来客。寿司を食べに行く。香港の混迷は先が見えない。しかし煮魚はうまい。
2019/8/22 (Thu)
夜は会社の懇親会で社内で軽食とビール。定期的にやっているが、出張と重なることが多く、久しぶりに出れた気がする。五一わいんの美味しいやつがあった。
2019/8/23 (Fri)
日本シーサート協議会の会合で、CSIRTのあるべき姿についての講演をする。具体的に今何をすべきかを質疑でつっこまれて回答に窮す。それは人によっても場によっても異なりそうだ。中国や韓国と日本の関係が微妙な時期になり、CSIRTの国際連携にも厳しい目が向けられていることを再確認。しかし何よりも懐かしい顔ぶれにあえて良かった。
2019/8/24 (Sat)
朝全く執筆の気力が起きないので5kmラン。その後ペースを取り戻して7頁程書く。
2019/8/25 (Sun)
1日部屋にこもって、滞っていた8月末締め切り原稿の自分の部分を師匠にメール送付。
2019/8/27 (Tue)
神田のクラフトビールで暑気払い。
2019/8/28 (Wed)
夜、電話会議。電話会議はマイクとスピーカーの性能が重要である。特にマイクのハードウェア性能が重要。経験的に音質がいいのはiPhone -> Macbook -> Android携帯 -> Windows PCの順になる。要はApple製品はオーディオ周りが強い。昔はPolycomのSkype専用マイクを使っていたが、この日はYamahaのYVC-1000という10万円近くするスピーカーとマイクを使う。さすが専用デバイス、段違いに音質いい。多分スピーカーとマイクの位置が物理的に離れるのが一番聞いている。ボタン一発で環境を自ら診断してくれるのがすごい。アナウンスはブリティッシュアクセントである。ただでかいので会議参加人数が10人超えるくらいから真価を発揮しそうである。数名であればYVC-300が使い勝手がよい。
2019/8/31 (Sat)
長い文章を書くときに、エディタのこだわりなどは人並みにあるのだが、結局のところこの世はWord社会である。指導教官が、出版社が、大学の窓口が、ひいては世間がTexやMarkdownで書かれた何かを受け取ってくれない以上、Wordを受け入れるしかない。
そして真剣に使いだすと、書いている原稿が100頁を越えてくると初めて分かるのだが、Wordはかなり完成度の高い道具である。むしろベストといっていい。
Wordの数少ない問題点はgitとの相性の悪さである。特にgit diffで前のバージョンとの比較をしずらい。ある程度諦めていたが、同じ会社の人が書いたプログラムでかなりいい感じの差分がとれることを知り、手元の2台のパソコンにセットアップした。快適。もっと早くやればよかった。optexというツールが何なのか理解しないで、ただ説明に従うだけで、使えちゃってるのがすごい。