今月はNFL王者を決めるスーパーボウルがあった。野球やサッカーで誤審があるたびに「ビデオ判定の導入を」という声があがる。ビデオ判定についてNFLは非常に進んでいる。あらゆる確度から映像が撮影され、瞬時にリプレイ可能である。チームがフィールドでの判定に対して、ビデオでの再判定を求める「チャレンジ」が制度として認められている。サッカーと比べたらそのルールと判定は精度が高い。
これだけ徹底して合理化がすすんでいるにもかかわらず、NFLでは今でも誤審が話題になる。今議論されているのは例えば「キャッチの定義 」である。ボールをキャッチするという誰もがわかる動作を、ルールに基づいて今のはキャッチかそうでないキャッチかで意見がわかれるのである。かくて誤審はただの見落としから、ルールの解釈の誤りというより複雑な問題となって、しかし今も確実にNFLに存在する。
"What constitute a Catch?"などというテーマについて、スポーツコメンテーターが真剣に議論するのを聞いていると、アメリカ人が法律に強くなり訴訟大国とよばれるのも自然な帰結に思えてくる。
2018/2/1
引き続きイスラエル。現地のスタートアップ企業との打ち合わせ2件。
夜のフライトまでの空き時間におしゃれなショッピングモールへ。
小銃を方から下げた若い女性兵士がボーイフレンドと同じかき氷をつつきながら楽しそうにおしゃべりをしている。イスラエルでしか見ることのできない光景だろうなと思う。
帰りのフライトはイスタンブール乗り換え。イスタンブール空港で成田行きに搭乗してすぐ、手荷物を手荷物検査場に置き忘れたことに気づく。CAに取りに戻ると伝えると「地上スタッフが取ってくるから、座ってお待ち下さい」と言われる。その後すったもんだの後、帰国後一週間たって「イスタンブール空港に半年以内に取りにきてください」という結論に至る。
2018/2/2
夜遅くに成田空港に着く。コートをイスタンブールに置き忘れた。周りはがっちり冬物コートを着ている電車の中で、1人シャツ姿。寒かった。
2018/2/3
家族は午前外出しているということで昼すぎまで爆睡。家のベッドで時間を気にせず寝れるのは、至福の一言である。
イスタンブールで失くした荷物の中には冬物のダウンジャケット、お気に入りの革ノートカバーなどが入っていた。加えて長年使っている海外用パワーアダプター「ロード・ウォリアー」も一緒に失くなったのが痛かった。ロード・ウォリアーは軽く、かさばらず、タップの他の口にあまり干渉しない優れものだった。書い直す。今後は透明じゃなくカバンの中で目立つオレンジ色にしてみた。
2018/2/4
朝5時くらいにおきてハンブルグに出発する準備をしていたところ母から電話。昨年末から具合がわるく入院していた祖父が息を行きとったとのこと。正月に見舞った際の感触で気持ちの準備はすこし出来ていたが、やはり寂しいことである。
葬儀の日取りなどもきまっていないため、とりあえずハンブルグに予定通り出発することに。羽田空港のカウンターで本来土曜の朝に帰国となっている旅程を変更できないか相談する。日程変更不可能な安いチケットであるが、家族の不幸ということであれば、死亡証明書などの後日提出が必要となるが、無料で変更してくれるらしい。金曜の朝帰国できるよう旅程変更をリクエスト。この辺の柔軟なサービスは日本の航空会社ならではかもしれない。助かった。その他細かいことは妻に託して飛行機に乗る。
ハンブルグ空港からホテルまでは地下鉄で移動したが、外が暗く、最寄りの地下鉄駅からホテルを探すのにとまどう。なんとかホテルに到着し、ルームサービスの夕食をとって寝る。
2018/2/5
朝起きてスーパーボールの結果を確認。会議参加者の中にも何人かバーで夜中の3時まで観戦していたらしい。
朝からTF-CSIRTの会議に出る。夜は近所のクラフトビールの店で宴会があった。テーブルごとに違うビールの樽が据えられて飲み放題。どのビールもおいしかった。
ホテルに戻ってプレゼン作りと電話会議。本来水木金と3日間参加しないといけない理事会の後ろ2日を欠席せざるを得ないので、埋め合わせでやらないといけないことが沢山ある。
2018/2/6
家族とビデオ会議する時間がとれないため、朝ごはんを食べながら自撮りをしているところを店員さんに見つかって笑われる。「家族に送るための写真なんだ」と説明する時間はなかった。
FIRST Regional Symposiumに参加。Fitbitのベルトが壊れたので市内に買いにいったが、ドイツではガーミンやポラールが人気でFitbitのアクセサリは少ない。
2018/2/7
終日FIRSTの理事会に参加。夜は日本からの参加者7人で地中海料理を食べに行く。
2018/2/8
朝早い便で帰国。帰りはフランクフルト経由。深夜フライトはつかれるが、羽田の上空から見た朝焼けはきれいだった。
2018/2/9
朝7時に羽田に到着。そのまま東京駅に行き新幹線に乗って実家に向かう。駅まで義妹に迎えにきてもらい、実家でシャワーをあびて身支度を整える。11時に会場に到着して祖母や親戚に挨拶をする。13時から告別式。
イスラエルで買っておいたレゴを甥二人にプレゼント。渡したら喜びのあまり言葉がでてこないようだった。かわいい。
夜電話会議。ハンブルグから逃げ帰ってきたので宿題が多い。結局2時くらいまで仕事。長い1日だった。
2018/2/10
起きたら11時半だった。父親が長年使っているiPhone 5c(!)に不便を感じているらしく、iPhone 8 への機種変更をして、データを移す。
夜遅くの電車で東京へ。
2018/2/11
家族で動物園に行く。モルモットを抱けるコーナーが楽しい。ただ意外と最寄り駅から歩くな。
2018/2/12
夜2時間ほどかけて確定申告の書類作成。税金って高いなと改めて思う。
2018/2/13
2月終わりは同僚がインドやらネパールやら南アジアに行っていて、全体的に手薄。だがしかし年度末特有の事務処理が多い。夜神田でIGCJの会議に参加する。
2018/2/14
バレンタインデーということで、境目のないガトーショコラをもらう。ごちそうさまでした。
2018/2/16
朝一で来年度の計画の社内向け説明。色々フィードバックをもらう。
昼頃三田で打ち合わせ。トマトすき焼きをごちそうになる。美味しい。
2018/2/18
家族全員寝坊し、朝ごはんは近所のカフェで。食べ物は美味しいが、コーヒーのクオリティが低いカフェ。。。
夕方公園へ砂遊びに行く。
2018/2/20
ブルネイでの会議に向けて出発。ASEAN諸国(ブルネイ、マレーシア、フィリピン、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム、シンガポール、インドネシア、タイ)と日本との関係は深く、ブルネイの技術者との付き合いは長い。が、ブルネイを訪れるチャンスは今回が初めてである。
直行便がなく、乗継便も不便だ。初めて乗るロイヤルブルネイ航空は機内の飲み物にアルコールはおろか、炭酸飲料もない。 変わってる。
ブルネイではシンガポールドルがそのまま使えるため、自宅に残っていた中途半端なシンガポールドルを使って空港からホテルまでタクシーに乗る。
タクシーに乗っている時、いろいろ観察していることをブログにまとめようと思った。
(まとめたものがこれ)
2018/2/21
ちょっと遅れて10時くらいから会議に参加。おなじみの顔ぶれ多い。
夜は日本人3人で中華料理を食べに、値段のわりに新鮮で美味しい。ビールが欲しい、と思ってしまう。
ただ僕はお酒がなくても美味しいカフェラテがあれば行きていける。夕食の帰りにコーヒー屋に立ち寄りラテを買うが味が変だ。後からわかったところだが、ブルネイでは牛乳はすべて輸入品であり、加工されているためまずいらしい。
2018/2/22
終日会議。進行役が長年この分野に貢献してきたグループということもあり、中身のある会議になったのではないだろうか。
会議が終わってからディナーまでの1時間の空きを利用して、ジョギングに。熱帯の国なのですぐ汗が滲んでくる。
2018/2/24
ちきりんのブログを読んでから、次に自分が小型のスーツケースを買う時はソフトタイプにしようと決めていた。イスタンブールでの失敗で、その時が早く訪れてしまった。サムソナイトのJANK スピナー50というのを購入する。スーツケースはキャスター部分に品質が如実に現れる。今までのものより、スムーズに転がり、しかも驚くほど静かで気に入った。
2018/2/25
基本的に家で仕事。夕方、行ったことのなかった近所の公園に砂遊びに行く。寒空の下で震えながら砂遊びをし、家に帰ってすぐお風呂で温まるのは気持ちいい。
2018/2/26
朝一で都庁へパスポートの更新に出向く。パスポートは仕事道具でもある。
期限切れは半年先であるが、次の出張先では、入国時に半年以上の残存期限がないと入国させてくれない。前週も翌週も出張のため、この5日間できっちり新しいパスポートを取得する必要がある。パスポート更新も、ビザの取得も、パスポートを預ける場合が多く、出張が多い時期はスケジュールに神経を使う。
通常パスポートの更新は月曜に申請すれば、翌月曜に新たなパスポートをもらうことができる。来る日曜に出張しなければいけないことを説明し、旅券早期発給願書という紙をかくことで、金曜に受取が可能となった。さらに本籍が変わっていたので、戸籍謄本が必要とのこと。あわてて右往左往し、結局2時位まで手続きに時間を要した。
どうでもいいが、東京観光財団とかいう組織は天下り団体なんだろうか。
2018/2/28
朝8時半から取引先と電話会議があるため、家を6時に出る。