何気なくグレープフルーツを食べた。
写真の通り、力強く発芽していた。
こいつのせいで食べる部分が減った。
捨てるに忍びないので、とりあえず、育てているバジルの鉢にまいてみた。
来年はベランダにグレープフルーツが実るはず、最低でもレモンぐらいは穫れるだろう。
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数日前の新聞に直木賞作家・坂東眞砂子が「子猫殺し」という恐ろしすぎるエッセイを書いている。
女流作家「子猫殺し」 ネット上で騒然
彼女は飼っている猫が子猫を生んだら、それを崖に放り投げているそうな・・・。以下彼女の主張。
猫に言葉が話せるなら、避妊手術など望むはずがないし、避妊手術を施すのが飼い主の責任だといっても、それも飼い主の都合。「子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ。避妊手術のほうが、殺しという厭なことに手を染めずに済む」。そもそも、「愛玩動物として獣を飼うこと自体が、人のわがままに根ざした行為なのだ。獣にとっての『生』とは、人間の干渉なく、自然のなかで生きることだ」。人間は、避妊手術をする権利もないし、子猫を殺す権利もないが、「飼い主としては、自分のより納得できる道を選択するしかない」。
避妊、中絶、グレープフルーツに発芽抑止剤をまくこと、殺人と猫を殺すこと、動物・魚を殺してそれを食べること。それぞれの違いとどこまでが許されるかという事を考えると結論が出なくなる。
カトリックの「避妊・中絶禁止」の教えはとんでもないと思っていたけど、実はあらゆる可能性を考えた上で最後にたどり着いた場所なのかもしれない。
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人間はわがままだなぁ。