先週はアジアの某国に。
会議はアジア周辺18カ国から人があつまった。そして今回は1週間、朝から晩まで狭い会議室に詰め込まれたため、ほぼ全ての国の人と話が出来た。
ミャンマー人とウクライナ人とは特に仲良くなって、ホテルの近くの居酒屋にウクライナ産のウォッカを持ち込んで夜遅くまで話し込んだ。未だに軍事政権支配下で賄賂が横行するミャンマーと旧ソ連邦でチェルノブイリという腫れ物を抱えているウクライナ。みんな自分の国を離れると結構辛辣なことを平気で言うから面白い。
ナチョスとウォッカというコールドウォー的取り合わせで翌日に酒が残らなかったのは、その場の空気を楽しんだからだろう。
ところで外国人と一見仲良くなることは簡単だ。
六本木に行けば英語しか能の無い日本人と外国人がよろしくやってる。あなたが綺麗な女性なら英語など一言もしゃべらずとも友達100人できるのは間違いないし、得たいのしれない海外交流事業なんてそれこそ腐るほどある。
一見仲良くなるのイメージ (http://www.gogaku-ryugaku.com より)
昔はそういう状況を斜めに見て、「仲良くなるなんて無意味、交渉して最大限の譲歩を引き出すのが・・・ 」とか偉そうなことを考えていたが、最近は仲良くなる努力を続けることは必要と思えるようになってきた。「役に立たないモノすら作れない人に役に立つモノはつくれない」のと同じように、「仲良くもなれない人に、交渉はできない」のだと実感できる局面を何度か経験したからだと思う。
そして仲良くなるために重要なのは1)率直に話すことと、2)自分の国の事をよく理解しておくことだと感じる。海外事情に明るいことや英語のスキルはその次だ。
日本の人口は?
首都東京の人口は?
国土面積は?
総理大臣をどう思う?
なんで日本の自動車は品質が良いのか?デザインがかっこいいのか?
天然資源がないのに如何に経済が発展したのか?
隣国中国をどう思う?
などは結構よく聞かれる。こんな自分でも相手から見れば日本の代表、自分の言葉で自分の意見を伝えることが重要。今回はいろいろ特にいろいろ聞かれて、いろいろ答えた。頑張った。
ところが、そんな出張3日目、安倍総理突然の辞任。
アベはなぜ辞任したのか?
・・・・・・・・ ( ´ー`)シラネーヨ