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Jul 27, 2014

「真理とは方向感覚」と鶴見俊輔は言った


日本人は何をめざしてきたのか ー知の巨人たちー 第2回は
番組の最後を、鶴見俊輔が平成9年にこたえた以下のインタビューで締めている。
とてもよい言葉なので書き起こす。

私にとっては戦後50年よりも戦中の方が重いんですよ。 
その戦中のほうが重いという感覚が重大だと思う。 

問題はね、真理は間違いから逆算される 
こういう間違いを自分がした 
その記憶は自分の中にはっきりある 

こういう間違いがあって 
こういう間違いがあった 
今もこういう間違いがある 
だけどこの間違いの道がこうあって 
それがゆっくり考えていけば 
それがある方向を指している
 
それが真理の方向だ
だから真理は方向感覚と考える
 
その場合には間違いの記憶を 
ぎゅうっと持ってることが必要なんだ
 これは消極的能力なのよ それはね
<中略> 
敗けたことは忘れない 
失敗したことは忘れない 
これは消極的能力だ 

原爆に撃たれた我らという考え方を強く持つ 
そこからやる 

戦中のさまざまな記憶を保ち続ける 
そこから 
 
それが未来だと思いますね


鶴見俊輔 平性9年3月放送 NHK「未来潮流」より

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