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Dec 21, 2016

頭良さげに見せようとして、頭悪さがバレる10の発言


ただ頭良さげにみせようとして、あるいは会議で存在感を出そうとして、逆効果になる発言というのもある。
今日は僕が独断と偏見で馬鹿がバレちゃう、頭良さげに見せる時の落とし穴となりかねない発言の例をあげたい。


1.「戦略的に考えましょう」
これを口に出す人の頭に戦略らしきものがあった試しがない。「Define YOUR strategy.」などと正面から受けて立つと、即興の戦略を5分ほど聞かされるか、全面戦争になる。遭遇したら扱いに困るタイプである。同様に「国益の観点から」などもたまに聞かれる。定義できないような大きな単語を小さな会議室に持ち込むのが馬鹿の特徴と言ってよいかもしれない。「言葉の車幅感覚」がないのである。

2.「グローバルスタンダードを意識して・・・」
こんなスケールのでかいことを言い出すやつのスタンダードは良くてアメリカンスタンダード。欧米圏の外のことを鑑みていないことが多い。
本当に「地球規模で標準」なんてめったにないのである。「それは本当にグローバルスタンダードなのでしょうか?アフリカでそんな話きいたことないなぁ・・・」と返して退散願う。

3.「本質的な議論をしようじゃないか」
自分が話したいテーマに「本質」という錦の御旗を無理やり掲げる。無意識に使う人と、議論を自分のほうに持っていくテクとして使っている人がいる。後者とはきちんと話せば妥協点を見つけられる。

4.「ケースバイケースです」「是々非々で対応しましょう」
わかってる。ケースによって決断の内容は違うよね。わかるんだけど、もう少し踏み込んでほしい。"It depends (on a case)"とドヤ顔で発言したそこの君。場面を2つくらい例示するのを目の前の外国人はあたりまえのように期待してるぞ!?

5.「〇〇部長がこういってたので、こうしたいです。」
君が考えてくれ。もしくはその部長をこの会議に呼んで、君は帰れ。

6.「コラボしていきましょう」
まだ「僕らはこうしたいので、お前らこれやれ」と言われたほうがまし。さらに協力をコラボと言い換えてくるあたりにただならぬ才能を感じる。だが、こっちも大人だ。「シナジーでウィンウィン族」とは過去にも渡り合ってきた。今日のところはフューチャールッキングでオプティミスティックな関係を希望しとくぜ!

7.「ここだけの話ですが」
時々はこの場でしか話せないことがあるとおもう。ただ毎度自慢げに「ここだけの話」を繰り出されると、秘密を守れるひとなのか? 秘密なこととそうじゃないことをきちんと切り分けられる人なのか?などと心配になる。こういうの、もしかしてセキュリティ業界だけなのかな?

8.「○○さんのこと尊敬してます!」
初対面でそう言われましても。自分を過大評価してくれる分にはありがたいし無害である。しかし、誰かを根拠なしに過大評価する人は、別の誰かを意味なく過小評価する予備軍である。怖い。触らぬ神に祟りなし。

9.「新しい枠組み」「今回のスキーム」「我々が目指すフレームワーク」
何をするかは決まっていないが、何かをしなくてはならないという窮地に追い込まれた人間が最後に頼るのが「枠組み」「スキーム」「フレームワーク」の三種の神器。
中身は実現可能性を度外視した夢物語が詰まっているので、正面から否定しずらい。
「すばらしいフレームワークですね、またお話きかせてください」と回答するのがオトナ。

10.「情報共有が必要」「教育が重要」
この2つが重要でないと言ってるわけではない。重要だと誰もがわかってることを改めて言うからお寒いのである。
「対象をXXに限定したYYのような教育が重要」と一歩踏み込んでくれたらすごく良い会議になるのにといつも思う。

おまけ. だらだら長く話す
よくありますよね。あの人「1点だけ質問させてください・・・」と切り出したのに、もう10分以上思い出や武勇伝を語っているぞ。。。って事。時々、頑張って会議に貢献しようと絞り出すように長話をする人がいて、それはそれでちょっと切ない。
会議に大量の配布資料を持ち込む人も、その場に持ち込むべき情報を絞れていないという点で同罪である。


じゃあデキル人は会議でどういう発言をするかというと、もうこれは一つである。

「わかりません」

会議で「わかりません」といえるのは間違いなくデキる人である。「そこよくわからないなぁ」「要するにこういうこと?」「それって具体的にどういうこと?」「たとえば?」と自分が分かっていないことをきちんと意思表示する人はそれ以外のことはきちんと理解している。
馬鹿は「自分がわかっていない」ということがわからないので、あるいはデキる人であるよう振る舞いたいので 「わかりません」とは絶対に言わない。

というわけで現在の僕にできる、会議での人を理解する方法は「わかりませんを口にしたのが誰か判別法」であり、これは経験上そこそこ信頼できる。

若干毒を吐いてスッキリしたので、僕は明日の会議でおみまいする「グローバル戦略のためのフレームワーク」の資料作成にもどりますわぁ。