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Jul 4, 2011

6月の光景

突然言い渡される節電の夏、皆様いかがお過ごしでしょうか。とりあえず6月の自分の生活を振り返ってみたいとおもいます。

まずはアフリカへいってお仕事しました。ケニアの後はタンザニアという国にいったので、あの有名なキリマンジャロを見れるかもとちょっと期待してたのですが、タンザニアはそれなりに広大な国で、ダルエスサラームから見えるわけも無くがっかり。完全に諦めていたら帰りの飛行機で雲の上に見えている姿を発見し、感動しました。

[caption id="attachment_2410" align="aligncenter" width="600" caption="雲の上に頭を出す、キリマンジャロ山"]雲の上に頭を出す、キリマンジャロ山[/caption]

アフリカの仕事は全体的にタフです。今まで世界中いきましたが、アフリカはただ生活するだけでもちょっと大変な上に、仕事をやり遂げようとするともっと大変になります。情熱と諦めとユーモアのバランスが要求されます。苦手です。一緒に仕事をしている人の姿が大変勉強になるので、色々と盗んでいきたいと思うわけです。

[caption id="attachment_2409" align="aligncenter" width="600" caption="見た目は楽しそうですが、、、"][/caption]

アフリカでは普段見れないものが見えます。以下2枚は僕が見た、海にかかる透明の虹とクレセントムーンです。
日本にはない風土病(マラリア、黄熱病)などもあります。黄熱病は予防接種をしていきましたが、マラリア対策に蚊取り線香を持参しなかったことを深く後悔しました。マラリアは結構高確率で発症するようです。今回の国際会議で150人程度の参加者のうち3、4人が会期の終わりあたりでマラリアによる高熱で部屋で寝込んでいると聞きました。クワバラクワバラ。

[caption id="attachment_2414" align="aligncenter" width="600" caption="透明な虹"][/caption]

[caption id="attachment_2411" align="aligncenter" width="600" caption="クレセントムーン。丸い月の下側だけが明るい。見慣れないだけに気持ち悪い月。"][/caption]

日本に帰国したら梅のシーズンということで梅酒を漬けました(漬けたの僕じゃないけど)楽しみ。

[caption id="attachment_2412" align="aligncenter" width="448" caption="飲めるのは秋以降。もう待てません。"][/caption]

で、日本で5日どたばた仕事をしてからウィーンへ。ウィーンは本当にいい町です。EU圏の首都の中ではもっとも安全だと現地の人が行っていましたが、自由に出歩けるのが素晴らしいです。僕は自分の仕事の準備が後手後手だったことを反省しつつ、でもチームとしては多くの目的を達成出来た出張でした。特にチームのやる気ある若手2人が活躍したのが素晴らしかったと思う。

[caption id="attachment_2413" align="aligncenter" width="600" caption="街角もいちいち絵になるウィーン"][/caption]

ウィーンから帰国した翌日は弟の結婚式でした。山奥のレストランは地元の人ですら知らない穴場で、随所にこだわりが感じられました。素晴らしい。

[caption id="attachment_2408" align="aligncenter" width="600" caption="弟の結婚式:退場する新郎新婦"][/caption]

 

改めて振り返ると、移動距離がすごいです。東京と長野を二往復、そして東京→ケニア→タンザニア→東京の出張とウィーン←→東京の往復でした。体力的にはきつかったですが、弟の結婚式など前向きな行事ばかりで終わってみれば楽しんで乗り越えられた気がします。

震災から3ヶ月がたちました。様々なひずみが現れ、「原因と責任の追求」の名の下にスケープゴート探しと政争の匂いがする今日この頃です。「復興」のためにも僕は僕にできること、つまりはいつもの仕事を普段より少しだけ頑張るというスタンスを貫きたいと思います。