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Nov 3, 2007

頭のいい人たちの言葉

毎日のようにインターネットを歩きまわってると、思わずメモしたくなるような至言に不意に出くわす。(そういう時はかかさずスクラップブックサービスのGoogle Notebookに保存しておく。)
数が増えてきたので、この辺で在庫をブログに吐き出そうと思った。時に直接言われた言葉や本で目にした印象的なフレーズが混じってるが、まぁ気にしない気にしない。世の中にはすごい人たちがいっぱいいるんだと思えるのは素晴らしいことだ。

 

統計というのは、なまじデータを分析するだけに「ほら見ろ、数字からも明らかだ」というような説得に使われることが多い。しかし、経営に必要なものは数字いじりではなく、その数字やデータから何を読み取るかというセンスである。あれこれ数字をいじりまわして、ある日突然「犯罪件数を下げるために教会を潰すぞ!」と言われたら、現場の人間にとっては悲劇以外の何物でもない。
Business Media 誠:ロサンゼルスMBA留学日記:「教会が多いと犯罪が増える」の謎と、Lurking Variable
#結局最後はセンス。

Dumbness of Crowdsとは
寄り集まって Wiki で一冊の本を書こうとする大勢の人たち、大勢でよってたかって一枚の写真を撮って編集しようとする人たち、大勢の人のアイデアの平均を取れば素晴らしいアイデアになると考えること

Rauru Blog ? Blog Archive ? 集合愚に落ちないためには
# 詠み人知らず。Web2.0によってもてはやされている集合知について

受け答えは誠実であるべきだが、正直であることが誠実であることとイコールではない。
「君の家がお金持ちだから、結婚したいと思ったんだ」とか「君が住んでる先祖代々の家はとんでもない一等地にあるので、今から入居するのが楽しみだ」などとは、いくらそれが本当のことでもプロポーズの言葉としては適切ではないだろう。相手の気持ちを慮るべきである。
学生にそう説明すると「そんなことを言うわけがない」と笑われる。確かに相手が生身の人間であれば、言わないだろう。でも、企業が相手だと言ってしまうのである。「御社の資本金xx億円は、業界でも屈指の水準であり..」「御社の福利厚生の素晴らしさは、社員を大切にしてくれる証左だと感じ..」などで始まる台詞を述べてしまい、討ち死にする学生は後を絶たない。採用担当者の頭の中では、一言目を聞いた瞬間に不採用フラグが立っている。

関東学院大学・岡嶋裕史の書評ブログ : 『愛人(ラマン)』Marguerite Duras(河出書房新社)
# 関学の准教授岡嶋氏。就職活動について。

役に立たないものも作れないのに、役に立つものが作れるものか。
log.utashiro.com: sl コマンド
# 役に立たないslコマンドとjcode.plはじめ多くの役に立つものを作った歌代氏の言葉。

当時、僕も街角で出会い頭におじさんとぶつかったことがあり、相手が持っていたデリ(できたての惣菜を売る店)のお弁当が散らばりました。おじさんは分厚いレンズのメガネをしていたから、「目が悪いのに、僕がよそ見をしていてぶつかってしまったんだろうな」と申し訳なく思いました。ところがその瞬間そこに転がってしまったチキンから湯気が出ていないのに気がついたんです。僕もデリに行くから分かるんだけど、デリには常に
温かいものが置いてあり、チキンは絶対に湯気が出ているんです。でも落ちているのはどう見ても冷えて乾いたチキン。その瞬間にこれは詐欺だと確信して相手を無視しましたが、しつこく追い掛けてきたので「警察へ行こう」と言うと、途端にピタリと足が止まりました。後日、同じ通りでその人が同じモノを持ってウロウロしていて、やはり狙っていたんですね。メガネもウソだった。これは動物的な勘です。
最終的に頼れるのは自分の勘や、情報収集力。
@police-コラム
# ラジオDJ、山本シュウ。生きていく力の重要性について

「日経新聞を読まない。ネクタイをしめる。経済団体の集まりにはいかない。ゴルフをしない」と、当時、四つ決めたんです。
ほぼ日刊イトイ新聞 - 社長に学べ
#CCC社長の増田氏、ディレクTVでの失敗の後の誓い

銀行じゃないのになぜSoftbankなんだ?
#あるマレーシア人、秋葉原のSoftbankショップを見て

何に役立つかを考えているだけでは、科学や技術の進歩はない。
新しいということは、それだけですごいと思える、そんな科学者が出てきてほしい

ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか (角川oneテーマ21 C 136) (新書)
# 常識を覆す最強将棋プログラム ボナンザ開発者の保木(ほき)氏の言葉

ただ、絶対評価をするためには、自分を見つめる沢山の視点を自分の中に持つ必要がある。世の中の人の多くは、案外自分に関心がなくて、他人との比較ばかりしているみたいに僕には見える。もっと自分に関心を持てば、自然に絶対的な評価眼が生まれるように思うのだが。
MORI LOG ACADEMY: 冷蔵庫と絶対評価
# 作家森博嗣。絶対評価が難しい理由について。

まだ誰も石を投げていない静かな水面を探し、綺麗な最初の輪を描く。これがもの書きの本分だろう、と思う。
MORI LOG ACADEMY: 波紋
# 同じく作家森博嗣。自分の著作に対する周囲の反響や盛り上がりに冷淡である理由について。

村井君。3つ以上つながってはじめてネットワークと言うのだよ
インターネット 歴史の一幕/JUNETの誕生
# 石田晴久。東工大と慶応のコンピュータを接続した村井純に対して。

愛の反対は憎しみではなく、無関心。
# マザーテレサ