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Jul 12, 2004

『象は世界最大の昆虫である―ガレッティ先生失言録』

今週末は軽く読める本をいっぱい読みました。そんな中の一冊↓


象は世界最大の昆虫である―ガレッティ先生失言録
池内 紀

発売日 1992/06
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19世紀初頭、ドイツの高校で教鞭をとったガレッティ先生の『失言』『妄言』の数々です。
433 エジプトにとって天の賜物というべきは大河である。有名なあのガンジス河だ。
467 香木がもえるとある種の香りがする。
504 水は沸騰すると気体になる。凍ると立体になる。
602 教師はつねに正しい。たとえまちがっているときも。
643 君の作文は、かきなれない感じがじつに見事に書かれている。
などなど。
先生のずれ方は絶妙で、漫画のキャラのようです。
本屋さんはこの本を、長井秀和や鉄拳の本と同じ棚に並べるべきですね。
ネタ本対決。
ちなみにスケールダウンを承知で
「記憶に鮮やかな、うちの母親の失言」をひとつ。
(高校野球のプレイボールのサイレンを聞いて)
俺(小学校) 「あの"ウー"っていう音は何?」
母 「敵のバッターが打たないように音で脅しているの」
中学卒業まで信じてました。