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Feb 27, 2009

朝のビーチ


出張中。コアラやカンガルーを見に行きたいのですが、連日夜遅くまで飲み会があってそんな時間はとれないです。仕方ないので朝早くおきて、近くのビーチを散歩。


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人の少ない海辺ですが、波の音と温かな風が楽しい気分にさせてくれます。



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某大学で。新入生向けの説明会の日だったらしく、クリスピークリームのドーナツを無料で配ってました。



出席している会議にとてもチャーミングなオーストラリア人の女性がいてみんなのアイドル状態。コンサル会社でペンテスト系をやってるらしく、めちゃくちゃ詳しかった。XSSやInput Validationという言葉も彼女の口から発せられるとなんか、僕らが普段扱っているものとは別物に思えてきます。


Feb 19, 2009

ペットボトルに携帯カイロの中身をいれるとどうなるか?(動画)


日能研が交通広告で、頭の体操問題を出しているのは都内で電車通勤の皆さんにはお馴染みのはず。さすがに、この年になると大抵の問題はとけるのですが、この前こんな問題に遭遇しました。


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ペットボトルにねぇ、ふーん。。。 。 。 。 。


え?。。。 。


ふ、膨らむのかなぁ??


朝の通勤電車内で悶々と考えたあげく答えに自信がもてません。


回答は日能研のこのページで確認することができますが、手に入りやすい材料なので自分でやってみました。実験の模様を動画にしたのでペットボトルがどう変化するのか分からない人はご覧ください。ちなみに一緒に実験した人たちは実験するまでもなく論理的に正解にたどり着いていました。さすがです。


youtube


D


なんでも自分の手を動かすと予想外のことがおきて面白いですね。


そしてこういう問題を作成するひとが一番かっこいいと思います。センスのいい問題を作るのは、本当に難しい。まして相手が小学生であればなおさらです。


Feb 18, 2009

大臣辞任に憤っている貴方に贈るちょっといい話


ベロンベロンの記者会見で辞任


中川昭一財務大臣が泥酔状態としかおもえない記者会見を行った件が話題になっています。


現在のところは引責辞任で決着がつきそうな気配です。財務大臣という要職につく政治家が


泥酔会見の責で辞任という事態はおそらく世界でも初めてでしょう。


引責辞任の王道「女性スキャンダル」「裏金」「失言」と比較してスケールが小さく、それゆえに恥ずかしいと言えます。


「経済の非常事態にこんな低レベルな引責辞任があってよいのか」と、お嘆きの皆さん!


安心してください、世の中下には下がいるものです。


女性職員の椅子をクンクンして辞任


ここではオーストラリアの政治家トロイ・バズウェル氏の辞任劇について紹介します。


トロイ・バズウェル氏はパースのある西オーストラリア州の野党第一党のリーダーです。無理矢理日本に例えてみるなら、民主党福岡県議連代表みたいなポジションでしょうか。その人が代表の職を追われた理由は”chair-sniffing”。下が現地のメディアの報道です。


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議会の女性職員の椅子の匂いを嗅いで辞任だそうです。謝罪の会見で家族の反応について質問されたときには涙ぐんでしまったそうで。



他の職員もいる場で笑いをとるために


「(クンクンクンクン)・・・臭っ!」


などとお戯れになっていた模様。


馬鹿です。馬鹿。



ほら、どうです。ちょっといい話でしょ?椅子だよ。椅子の臭いを嗅いで辞任だよ。


心が軽くなって、中川大臣辞任の理由が飲酒でよかったと思えるようになったでしょう?


よかった。じゃあ今日はそのまま寝てください。


明日は円買い、オーストラリアドル売りでお願いします。



個人的には今回のような単純ミスには目をつぶる、シャレのわかる社会であってほしいと思います。「本質的な政策議論を」と声高に求めるメディアや国民が、わかりやすいスキャンダルばかり注目するのは残念なことです。


Feb 12, 2009

予告


弟者シリーズは弟者2人によるミラクルを長野の田園風景と共にお送りしてきました。しかし幸か不幸か僕の周りには弟者以外にも変な方がいらっしゃるので、この際その辺も含めて書いて行く予定です。


予定


奇跡の弟者、スキー場で恫喝される

幼い頃からスキーに親しんでいた弟者と兄者。しかしゲレンデの支配者は意外な人物であった。


奇跡の弟者と焼却炉

兄者家の庭にあった焼却炉。そこは紙が灰にかわる神聖なドラマの舞台でした。


奇跡の宮者のヘアケア

いつも坊主刈の宮者は独創的なヘアケアをしていました。


奇跡のセクシー者

セクシー者のニックネームが語りかける一言の重み。


奇跡の兄者のサイクリング ~イノベーションのジレンマ~

ロード、マウンテンバイク、ママチャリ。1泊2日のサイクリングに行くならあなたはどれを選びますか?


奇跡の山下者と本気の川流れ

バディを組んで野山を駆け巡った高校時代の兄者と山下者。なんでもない判断ミスから死にかけました。


奇跡のバーバと時を止めるドリフト

男だったら四輪の免許とってドリフトだろ?恥ずかしながら、そんな時代がありました。


奇跡のリアル亀者の殺戮劇

読者投稿


奇跡の姫者の嫁入り

自らを「姫」とよぶ勇気ある女性の物語



上記に心当たりがあって、それはどうしても書いてくれるなという方はお早めに。


Feb 6, 2009

今あえて、ジョン・マケインについて熱く語る


まえがき マケインって誰?


若くてスター性のあるオバマがアメリカ大統領の座を手にした。日本のメディアも、『オバマ! オバマ! 小浜市! オバマ! ノッチ!」というもてはやし様である。いやめでたい、めでたい。


そして、こんな次期だからこそあえてジョン・マケインという人物について語っておきたい。もう忘れさられていても不思議はない。マケイン上院議員はオバマに惨敗した共和党の大統領候補だ。今から書くことは、マケインという人物の一面だけに焦点をあてているし、僕は思い込むとつい筆が滑る傾向にあるので、そのあたりを差し引いて読んでいただけるとありがたい。人伝に知った、日米のメディアが取り上げないような大統領選のさなかの出来事のことだ。




背景 子供が失踪する国アメリカ


アメリカでは子供の誘拐が大きな社会問題となっている。それらはChild abductionやChild stealingという特別な言葉で表現されることが多く*1、誘拐された子供は人身売買の末に主に強制労働・児童買春・児童ポルノなどの被害にあっている。正確な規模は不明だが、1999年だけで5万人を超える子供の捜索依頼が司法機関に出された*2。1年で5万人という数字も驚きだが、さらに深刻なのはこの数字が氷山の一角で、1999年以降現在まで状況は悪化の一途をたどっているという点である。


知人の1人が数年前からこの問題を解決するためにロビー活動を行っていた。具体的には



  1. FBIや州警察などの捜査機関に「児童誘拐」専用の予算を割り当てる。

  2. 児童誘拐や児童売春の容疑者のデータベースをつくり、捜査機関で共有する。


という2つのポイントを盛り込んだ立法を呼び掛けていた。


1は児童誘拐の件数が多すぎて、通報しても捜査がされないという状況を解決するためである。FBIなどが捜査を行うのが全体の発生件数の2%に満たないそうだ。2は警察のような大きな組織は情報の共有なんて全くされていない。データベースなどを整備しないと、10万人はいるという容疑者を管理できない。児童誘拐への世間の関心は今ほど高くなかった。知人のロビー活動は難航したそうだ。




強力な理解者マケインが作ったSAFE Act of 2007 (S. 3344)


知人が幸運だったのは共和党の大物議員で民主党にも強い影響力を持つマケインが趣旨を理解してくれたことだった。マケインは数年前から性犯罪者から子供をまもるための活動に熱心であった。彼は周囲の議員や民間の企業によびかけ、法案の内容への理解を求めただけでなく、自らがスポンサーとなって”SAFE Act of 2007 (S. 3344)"という法案を上院に提出した。アメリカの議会にかけられる法案は各議員がスポンサーとして名を連ねる。お金を払うわけではなく、法案提案の責任者と捉えればよいだろうか。マケインのような大物議員がライバルの民主党議員のスポンサーもとりつけ議会にかける法案である。議会の承認を得られる見込みは高かった。これが2007年2月の出来事である。




遅れてやってきたバイデンとProtect Our Children Act (S. 1738)


さて、経緯はわからないが、マケインが作ったSAFE Act of 2007 によく似た法案が今度はライバル民主党のバイデン上院議員がスポンサーとなって提出された。名前をProtect Our Children Act (S. 1738)という。マケインに遅れること4か月、2007年6月末のことである。ジョセフ・バイデンは民主党の重鎮でノッチ、じゃなかったオバマの副大統領候補をつとめる有力者であった。法案をサポートする議員の数はマケインの法案よりも多かった。




政局に流され成立の見込みが立たない法案。マケインの選択。


その後7月にマケインが作ったSAFE Act of 2007 (S. 3344)が議会で審議されるが、民主党の反対*3で可決にいたらない。当然である。2008年7月は来る大統領選を控えて共和党と民主党の間で綱引きが続いていた時期である。共和党はオバマがスポンサーする法案を須らく潰そうとし、反対に民主党はマケインがスポンサーする法案を否決しようと躍起になっていた頃である。


児童を狙った誘拐はその間にも日々発生し続けている。そんな児童を救うことができる法律が2つも議会に提案された。しかしどちらの法案も賛成多数を得て成立が見込めない均衡状態となった。誰も幸せにならないこう着状態である。


2008年夏、この膠着を破ったのはやはりマケインだった。彼はこう言ったという。


「この法案は子供たちを守るためのものであり、政争の具としてはいけない種類の法案だ。可決を優先するために法案から私の名前を外しなさい。」*4


マケインが児童誘拐の問題に早くから取り組んで法案通過に尽力してきたのは確かである。彼の業績はSAFE Act of 2007 (S. 3344)のスポンサーとして刻まれるはずであった。しかしマケインは自分の手柄を捨て、党利を捨て、法律によって一刻も早く子供が救われることを望んだのである。




手柄は民主党のバイデンへ


マケインがこの争いから手を引いたことで、その後2つの法案はバイデンのProtect Our Children Act (S. 1738)に一本化(吸収合併)され、2008年9月27日に両院を通過。10月13日にスペルミスの多い大統領が署名をして無事成立した。最大の功績者は民主党のバイデンということになる。法律には議員の名前がズラズラと並んでいるが、真の貢献者マケインの名前はどこにもない。マケインがこの法案のために汗をかいたことを知るのは限られた関係者だけである。




ちょうどその日はディベートだった


知人からそんな話を聞いた日の夜、僕はホテルの部屋でオバマとマケインの最後のTV討論会を見ていた。それは奇妙な光景だった。



10年後には中東から石油を輸入せずにエネルギーを自給する!


イラクからは完全撤兵!


税金は安くするけど手厚い保険制度!


水道屋のジョー、私は約束をまもります!



と夢をぶちあげるオバマに対して、マケインは「本当にそんなことできるのか?」と馬鹿正直に問うていた。大統領になろうとする人間であれば「私ならもっと税金は安くするけど、もっと手厚い保険制度を実現する!」などと切り返さなければいけない場面である。それを見て、この選挙はマケインが負けるだろうと思った。


オバマには夢物語を図々しく語る若さと図々しさがあり、マケインにはそれがなかった。無謀な夢を語る息子を厳しく見守る父親、マケインがそう見えたのである。あの日マケインはすでに負けを覚悟していたのではないか?とも思う。




話が長くなったけど、これでおしまい


マケインの凄いところを周りの友人に伝えたくて書き出したブログが、実に長くなってしまった。最初にこの文を書きだしたのは大統領選の最中、もう3か月も書いては直しての繰り返しである。裏を取るために資料を読む時間が必要だったが、それ以上に「自分はこの事実から何を教訓として得るのか」わからなかった。今でもよくわかっていない。「無私の心が大事」とか「正義を貫け」とか綺麗な言葉にすると嘘くさくなる。


一つだけ自信を持って書けることがある。


マケインは高潔な人間である。その後調べるうちに、マケインとて100パーセントクリーンな政治家ではないということも知った。浮世にまみれた政治家を高潔と形容するのに違和感があるなら、こう言い換えてもいい


マケインは"honorable"な人物である。*5




そういう人になりたいと思う。









参考


リンク

Help Pass the PROTECT Our Children Act


#アメリカのテレビショー。番組ホストがマケインが法案成立を遅らせていると糾弾。僕が聞いた話とは180度異なる。


The Protect Our Children Act of 2008 成立までの時系列

念のためThe Protect Our Children Act of 2008成立までの年表を。










年月出来事
2007/2/7共和党マケインが上院に法案提出
2007/6/28民主党バイデンが上院に法案提出
2008/9/25両法案をあわせたものが上院で可決
2008/9/27下院でも可決
2008/10/2大統領に提出
2008/10/13大統領が署名



*1:ちなみに普通の誘拐はkid napping。abductionというと被害者が女性の場合が一般的。


*2:司法省の報告書。古い: NISMART National Family Abduction Report, October 2002


*3:July 28, 2008, at Cong. Record S7554 and July 31, 2008, at Cong. Record S7882.


*4:"Let's do not make this a partisan issue." マケインは知人にそう語ったそうだ。


*5:【形】高潔な、正しい、全関係者に公平な、あっぱれな、高貴な、尊敬すべき、恥を知る、名誉となる 全く言い換えてない笑


Feb 3, 2009

Twitterを使っているプロサイクリストまとめ


Twitter*1という独り言を書き綴るようなサイトがある。なぜかランス・アームストロングをはじめとするプロサイクリストの多くがこのサイトを使っていて、自分の現在の状況を頻繁に更新している。


Twitterはオバマやブリトニー・スピアーズもいるので、有名人がプロモーション目的で利用するのは珍しくない。でも自転車選手は誰に頼まれる訳でもなく、等身大で書き込んでいるイメージである。その分フォローしていて面白い。


選手

ランス https://twitter.com/lancearmstrong


バッソ http://twitter.com/ivanbasso


Vande Velde http://twitter.com/ChristianVDV


ジョージ・ヒンカピー http://twitter.com/ghincapie


フロイド・ランディス http://twitter.com/therealfloydl (本物)


フィニー http://twitter.com/taylorphinney


マイケル・ロジャース http://twitter.com/mickrogers


jani brajkovic http://twitter.com/janibrajkovic


Koos Moerenhout http://twitter.com/kmoerenhout


チーム、コーチ

ヨハン・ブリューネル http://twitter.com/johanbruyneel


アクセル・メルクス http://twitter.com/axelmerckx


アスタナ http://twitter.com/TeamAstana



ザブリスキー、サストレは一応ページはあるが更新が無いor止まってるので除外。やはりアメリカ人選手やアメリカのチームに所属してた人が多いのが特徴かも。なぜかランディスの偽物がたくさんいて、本物ランディスの第一声が"OK Fuckers. No more twittering in my name."なのには笑った。ていうかこれも本物なのかあやしい。


海外に同様の試みをしてる人発見。


http://zoewashere.tumblr.com/post/62929442/twitter-cycling




*1:僕のつぶやき http://twitter.com/kchr


Feb 1, 2009

駐輪場のおっちゃん


週末のよる遅くに友達と飲むことになり、家から10kmほど自転車を漕いで都心某駅に行った。飲んでいる間、自転車は駅近くの公営有料駐輪場にとめることにした。看板に一時利用は1日150円と看板に書いてあった。都内でこの値段は相場*1である。納得して受付にむかった。




おっちゃん「なに、今からとめるの?」


僕「はい。」


おっちゃん「もう遅いから、お金はいいよ。その辺とめといて。」


僕「ほんとですか、ありがとうございます」


おっちゃん「今度きたときに2倍もらうから笑」




おっちゃんの粋な計らいでタダで駐輪させてもらった。150円払うつもりでいたので単純に嬉しかった。もちろん駐輪場のシステムでは誰からも等しく150円を集めなければならない。でも、おっちゃんは利用時間が短い僕から一日分の料金をとることを不憫に思ったのだろう。


別に金額の大小は問題じゃないんだ。電子化され、平準化され、効率化されていく社会の中でふと人間らしい対応を受けて嬉しかったという話です。




*1:田舎の人は自転車をとめるのにお金がかかるという感覚が理解しにくいと思う。都心の駅のそばには大抵1日100円の有料駐輪場があります。